外出自粛の中、アート作品を自宅で再現する投稿がSNSで盛り上がる ゲティ美術館なども参加呼びかけ(1/2 ページ)
シンプルなのに本格的な再現。
新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛が行われる中、自宅にいながら名画を再現するチャレンジ企画が盛り上がっています。ムーブメントを後押しするように、オランダの「アムステルダム国立美術館」や米ロサンゼルス「ゲティ美術館」などが参加を呼びかけています。
この企画は、家にある道具を使ってアート作品を再現するというもの。ゲティ美術館のTwitter公式アカウントによると参加手順はシンプルで、「1. お気に入り作品を選ぶ」「2. 家においてある3種類のものを見つける」「3. 見つけたアイテムでお気に入り作品を再現する」となっています。自宅から出られない状況でも簡単に参加でき、写真をシェアして楽しめる企画です。
ゲティ美術館が企画を発表する以前に、「アムステルダム国立美術館」や、再現作品をまとめたInstagramアカウント「Tussen Kunst & Quarantaine」で、同様のルールで再現チャレンジ作品が紹介されています。たくさんのユニークな写真が投稿され続けており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で閉鎖中のゲティ美術館もまたチャレンジ企画としてTwitterやFacebook、Instagramでの投稿を呼びかけました。
自宅にいながらアート作品を再現する取り組みのムーブメントについて、海外メディアはInstagramアカウント「@covidclassics」が発端の1つであると言及。外出自粛の4人のアート好きのルームメイトが運営するアカウントで、ルネ・マグリット「人の子」、フランシスコ・デ・ゴヤ「我が子を食らうサトゥルヌス」などの再現写真を公開しています。撮影風景と合わせて投稿しているところに、撮影中のこだわりが伺えます。
投稿の中には、トイレットペーパーを使うなど、世界の現状を表現している作品も。楽しそうにアート作品を再現する人たちの熱心さに心が癒やされます。
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