「ミニシアターを救え!」プロジェクト 「カメ止め」上田監督や「万引き家族」是枝監督などが署名呼びかけ

補償なき自粛でミニシアターに閉館の危機に。

» 2020年04月08日 16時50分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 新型コロナウィルスの感染拡大による上映自粛で、閉館の危機にひんしているミニシアター(小規模映画館)を支援するためのプロジェクトが始まりました。著名な映画監督や脚本家、俳優が、緊急支援を求める要望書への署名を呼びかけています。


署名ページ Change.orgの署名ページ

 有志の呼びかけ人や賛同者らによる「SAVE THE CINEMA」プロジェクト(@save_the_cinema)は、ミニシアターなどに対する緊急支援を求める要望書を作成。「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督や「万引き家族」の是枝裕和監督、俳優の安藤サクラさん、柄本明さんなどが呼びかけ人に名を連ね、「Change.org」で賛同者を募っています。署名は映画の制作、配給、上映など映画に携わる人だけでなく、一般の人も参加可能。

 「SAVE THE CINEMA」によると、映画館の集客は新型コロナウィルスの影響で30〜50%以上減少。3月26日のイべントや不要不急の外出の自粛要請以降は集客80%減や観客ゼロで上映した映画館もあったとのこと。映画館や上映事業者は、経済的補償がない中で、感染防止のため自主的な運営や活動の休止を迫られており、今の状態が6月まで続くと、夏までに多数の映画館が閉館しかねないという厳しい状況にあるといいます。

 要望書では自粛要請・外出自粛要請、時短営業や客席数を減らすといった感染拡大防止対策により発生した損失の補てんと、終息後に集客を回復させるための広報、ゲスト招へい、特集上映などのイベントに対する支援を求めています。


SaveTheCinemaのロゴ 「#SaveTheCinema」のロゴ

 今後は署名、政府への要望書のほか、クラウドファンディングなどを利用し支援につなげていく予定。また、ミニシアター支援のために設立された「ミニシアター・エイド基金」(クラウドファンディングサイトを4月中旬公開予定)とも連携し、困難を打開していきたいとのことです。

(谷町邦子 FacebookTwitter

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」