長岡まつり大花火大会、開催中止を決定 「慰霊、復興、平和の花火」と「新型コロナウイルスの終息を祈願する花火」は別途打ち上げ
「長岡花火によって新型コロナウイルスの感染拡大を起こしてはならない」と断腸の思いで決断。
長岡花火財団は4月10日、2020年長岡まつり大花火大会の開催中止を発表しました。「長岡花火によって新型コロナウイルスの感染拡大を起こしてはならない」と決断の意図を明かしています。
同財団は公式サイト上で、「共催者である長岡市との協議において上記の考えを伝えた上で、影響が広く及ぶこと等に鑑み長岡市長の最終的な判断を求め、現時点で8月に長岡花火を安全に実施できる具体的な根拠が見いだせない以上、本年度の花火大会は中止せざるを得ないという市長の判断に従うことといたしました」と発表。
「慰霊、復興、平和への祈り」の想いを持つ長岡花火を中止せざるを得ない状況や大会を心の支えにしている市民や全国のファン、スポンサーのことを想うと苦渋の決断であり断腸の思いであると明かしつつ、「幾多の災害を乗り越えてきた『慰霊と復興、平和への祈り』という長岡花火の本旨は失ってはならないものであり、さらに今般のコロナウイルスという大きな災厄において、早期の収束と復興を祈念することも意義あることと考えます」としました。
なお花火大会自体は中止となりますが、長岡まつり期間中の8月1日〜3日において、「慰霊、復興、平和の花火」と「新型コロナウイルスの終息を祈願する花火」について別途打ち上げたいとしており、市民に対して「趣旨にご理解をいただき、それぞれの場所で、密集することなく静かにご覧いただければ幸いです」と呼びかけています。
最後に同財団は「2021年の長岡まつり大花火大会では、コロナウイルスの危機を克服し、元気にはばたくフェニックス花火など例年以上の花火を見ていただきたいと思います。引き続きの御支援、御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします」とコメントし、理解を求めました。
(Kikka)
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