インタビュー
» 2020年05月08日 21時00分 公開

【令和】ドリキャスを遊んでいる人インタビュー:【令和のドリキャスプレイヤー】プレイ歴数年の20代が語る「レトロゲーという認識はない」「自分にとっては最新ハード」 (1/2)

ドリキャスと同世代の人たちに、同ハードの魅力を聞いてみました。

[ねとらぼ]

 2001年、ゲーム機戦争(各社の販売競争)に破れたセガはドリームキャストの製造を中止。約20年にわたるセガハードの歴史は幕を閉じた―― 長年のゲームファンの方ならば、こんな文章を目にしたことがあるのでは? 確かに今、ゲーム“会社の歴史”を書こうとするとこうなってしまうのかもしれませんが、ゲーム“ファンの歴史”はどうやら違うようです。

 本記事は“ドリームキャストを現在でも遊んでいる人”にその魅力などを伺うインタビュー企画。今回は、同ハードを「レトロゲーという認識はあまりないです」「自分にとっては最新ハード」と語る20代の方にインタビューしました。

連載企画:【令和】ドリキャスを遊んでいる人インタビュー

 「10年早いんだよ!」は“時代を先取りし過ぎるゲームメーカー”こと、セガの代名詞。その象徴ともいえるのが、ネットワーク接続機能などを1990年代末に導入したドリームキャスト。「時代が変わり、その先進性がむしろ当たり前のものになった今、同ハードの魅力は?」と、Twitterで「今でも遊んでる人」の募集をかけてみたところ、集まり過ぎちゃったので全5本の連載企画になりました。

「レトロゲーという認識はあまりないです」 まごやまさん(@mago_oowarawa




まごやまさん「99年製、いわゆる“白箱”のドリームキャストです。中古ショップで見つけましたが汚れや日焼けはほとんどなく、動作も全く問題ありません」

―― ドリームキャストはいつからプレイしていますか?

 ドリームキャストの名前を知ったのは、中学生だった5〜6年前のときに、新聞で「懐かしのドリキャス」みたいな特集を見て。そのときは特に興味もなかったのですが、Pixivでたまたま「ジェットセットラジオ」のファンアートを見掛けてハマり、3年前に購入しました。

 ギラギラした明るい色使い、イカした音楽と昭和のような近未来のような不思議な街並み、ストリート系でイケイケだけどどこかユーモラスなキャラデザ、その全てにドハマりしてしまいました。

 ゲームとしては「インラインスケートで街に落書きしていく」というもので、警察から逃げまわる小悪党感がたまりません。今でも続編を待ち望んでるファンがたくさんいるんですが、企画が流れてしまったそうで……。この場を借りて言わせてください。セガさん! JSRの新作ずっと待ってまーす!


左:海外版をベースにしたパワーアップ版「デ・ラ・ジェットセットラジオ」、右:通常版「ジェットセットラジオ」


特に「デ・ラ・ジェットセットラジオ」は「価格が高騰しています……」とまごやまさん

―― 発売から20年以上たった今、ドリームキャストの魅力は?

 もちろん、最新のゲームもすごく面白い。面白いんですが、何というか“完成され過ぎちゃってる”んです。ゲーム開発にかかる労力とお金が昔と全然違うせいか、確実に売れそうなゲームばかりというか。全体的な質は上がっているものの、印象に残るタイトルは減ってしまったように感じますね。

 一方、2000年代、ドリキャスのころは3Dのゲームもまだまだ発展途中で、ゲームメーカーさんはいろいろなことに挑戦、試行錯誤していたように感じます。ヘンなゲームや「今ならこんな企画、絶対通らんだろうなー」ってタイトルがいっぱいあって。そこがすごく面白い。

 例えば、「スペースチャンネル5」というゲームも好きなんですが、同作は「地球に襲来し『踊らせビーム』で人々を踊らせる宇宙人に、テレビレポーターが踊りで対抗する」という設定。でも、「おバカなゲームなのかな?」とプレイしてみると、デザインや音楽がカッコいいですし、だんだんアツい展開になってきて、胸熱なラストが泣けるという……いやあもう、大名作ですよ。


「スペースチャンネル5」ゲーム画面


メモリーカードなどとしての機能を持つビジュアルメモリ。液晶画面付きで、「スペースチャンネル5」プレイ時にはこんなドット絵が表示された

 特にドリキャス時代のセガ・エンタープライゼスは個性派ゲームが多いです。「スペチャン」「JSR」「ルーマニア#203」「クレイジータクシー」……。それが新作ゲームあまたある現在でも、ドリキャスで遊ぶ理由です。

―― ドリキャスでは、最新ハードで遊べないようなゲームが遊べる、と

 そうですね。だから、レトロゲーという認識はあまりないです。


まごやまさん「最近発売されたガチャガチャのドリキャスポーチと、ドリキャスファンの友達からもらった20周年記念ピンバッジ」



       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 自分のことを“柴犬”だと思っている猫ちゃん!? 犬猫4きょうだいの息ピッタリな「いただきます」がお見事
  3. 圧倒的疾走感ッ! 深田恭子、ドローン撮影のサーフィン動画が「うわぉ カッコいい!」「水を得た魚のよう」と反響
  4. セーラームーンを自分の絵柄で描く「sailormoonredraw」チャレンジ 漫画家やイラストレーターの美麗なイラストが集まる
  5. 印刷した紙がプリンタから次々消失 → 原因を突き止めた動画に爆笑 「紙隠し」「ピタゴラスイッチだ」
  6. 「イチャイチャ感半端ない」 ヒロミ、妻・松本伊代をヘアカットする動画が130万回再生超えの大反響
  7. 「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
  8. 仕事のLINEに「洗濯たたみましたほめてほめて!」 応募総数8000件の「LINE誤爆」最優秀作品が決定
  9. 「私も撮りたい、貸して!」と言われて娘にカメラを渡したら―― 26万いいねを集めた衝撃写真を御覧ください
  10. 「レターパックプラスがボロボロの状態で郵便受けに入ってた」 受領印必須のサービス、明らかな過失でも補償なし? 日本郵便に聞いた