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» 2020年04月23日 11時30分 公開

飛行機にダンボールが着席 ANA、マスクなどの医療物資輸送に座席を貨物スペースとして活用

貨物はシートベルトでしっかり固定、従来比1.4倍の貨物輸送を可能に。

[大泉勝彦,ねとらぼ]

 全日本空輸(ANA)は4月22日、マスクなどの医療関連物資輸送のため、上海(浦東)発ー東京(羽田)行きの路線で「旅客機の客席を貨物スペースとして活用する施策」を開始しました。

ANA 旅客便 座席 貨物輸送 座席に搭載された医療関連物資(写真:ANA、以下同)

 ANAは先だって4月10日から座席上の手荷物収納スペースを活用して貨物輸送を行っていましたが、それをさらに拡充するもの。ボーイング787-9型機では、従来の床下貨物室のみに搭載する場合と比較して最大1.4倍の量を輸送できるようになるとしています。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、世界的に多くの旅客便が運休・減便しています。国際貨物の輸送スペースが不足する一方で、マスクや防護服、検査キットなど医療関連物資輸送の需要が高まっています。

 同社は貨物輸送の臨時便やチャーター便の設定とともに、旅客便の客室も利用して貨物輸送を行うことで1便当たりの搭載量を増やし、喫緊の医療関連物資などの緊急輸送需要に対応する考えです。

ANA 旅客便 座席 貨物輸送 積み込まれる医療関連物資
ANA 旅客便 座席 貨物輸送 安全対策を施しつつ、客席や手荷物収納スペースに貨物を積載
ANA 旅客便 座席 貨物輸送 客席への貨物積載時の様子

 今後、上海発羽田行きの路線で同施策を継続しながら、需要や動向に応じて他路線への拡大も検討するとしています。

大泉勝彦

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