テレビ朝日「グッド!モーニング」が出演医師のコメントを真逆の意味に編集 「12日の放送であらためてお考えを紹介します」
医師「PCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない」→全カットされ真逆の意味に。
5月7日のテレビ朝日系列ニュース番組「グッド!モーニング」に出演した医師が、コメントした内容が真逆の意見に見えるよう編集されたとFacebookに投稿し、物議を醸しています。
番組では「日本のコロナウイルス対策は海外と比較して遅れており、日本もPCR検査の件数を増やすべきだ」といった論調の中で、ベルギーから日本に一時帰国中の医師に取材を行い、「日本は世界的に見ればかなり珍しい政策を取っていた」と検査増加に賛同するようなコメントを紹介しています。
ところが、取材を受けた医師によれば、実際に伝えたかった内容は真逆の意味。検査の必要性は理解したうえで、多忙を極める最前線を経験した医師の立場から「現段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない」「無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない」と主張しましたが、こうしたコメントはカットされてしまったといいます。
あわせて「家族などへウイルス感染を持ち込んでしまうことを恐れて1人病院に泊まったり、病院の近くにマンションを借りて自主的に隔離をしているスタッフも知っています(もちろん自腹です)」「愛する家族子供とも会えずに、身体的精神的な負担だけでも計り知れないのに、金銭面の負担までのし掛かるのは本当に残酷でしかありません」と、番組から事前に求められていた“現場の生の声”を伝えたものの、こちらも全てカットされたとのこと。
テレビ朝日はねとらぼの取材に対し、「7日のグッドモーニングで放送しましたが、お考えを十分紹介しきれなかったため、あらためて12日の放送でお考えを紹介します」と正確な取材内容を放送する意向を明かしました。
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