上はスーツでビシッと、下はパンツ!? 洋服の青山“油断するテレワーク”マネキンが人気、発案者に話を聞いた
このまま立ち上がってしまうまでがセット。
「洋服の青山」が、現在のビジネスシーンを完璧に捉えたマネキンを設置して注目を集めています。自宅の机でテレワークをしているマネキンなのですが、上半身はビシッとスーツを着こなしているのに対して下半身は……赤の下着だぁ!?
外出自粛に伴いテレワークを実施する企業が増える中、ビデオ会議用に自宅でもスーツを着て仕事をする人も増えている昨今。どうせ下半身は見えないから良いか……と半分だけ油断した格好で仕事している人を見事に再現しています。「あ、自分だ……」と思った人も多いかもしれません。
洋服の青山は、4月に軽量が特徴の商品「アーバンセッター」をPRするため、飛んだり跳ねたりと躍動感あふれるポーズを取るマネキンを10店舗で設置してネットで話題になりました。それから日を置かずして今回のマネキンを設置しており、立て続けにハイセンスな展示を繰り出しています。
どのようにしてこの今回の展示のアイデアが出てきたのか、洋服の青山を展開する青山商事に話を聞きました。
―― 今回のコンセプトはどのようなものだったのでしょうか。
青山商事:海外のテレワーク中の男性が「会議終了後に回線を切るのを忘れて立ち上がりパンツ姿をみんなに見られる」というバズ動画から着想を得て、前回の浮遊マネキンが話題になったこともあり 何か店頭で表現できないか? と考えたのがこちらのテレワークマネキンです。赤のパンツは、他のオフィスカジュアルマネキンとの色コーディネートも考えて、おかしくならないようにということと、ショーウインドー外側から見た時に目立つということを考えて決定しました(店内で販売しています)。
また、靴下をきちんと履かせることにより、スーツのパンツを履いていないが、完成形のテレワークマネキンディスプレイです、ということが伝わりやすいようにしています。
―― 反響はありましたか。
青山商事:前を通りかかる方は、必ず立ち止まって見てもらえています。写真を撮る方も多数います。反響はすごく良く、社内でもモチベーションが上がっています。
―― 設置場所と設置期間を教えてください。
青山商事:前回話題になった浮遊マネキンと同じ京都河原町店で、期間は5月29日まで(暫定)になります。反響を受け他店舗への導入も検討してみます。
―― 海外ではビデオ会議需要で「上着だけ売れ行きが伸びた」といった事例も報告されています。同様のことが起きていたりしますか。
青山商事:まだ「スーツの上着だけ売れ行きが伸びた」という数字はないですね(笑)。
使用シーン的にどうしても硬い印象のあるスーツですが、販売店側からこんな着方を提案をしてくれると今までよりも気軽に着られそうです。とはいえ、気軽過ぎて下着姿をさらすような事態にはならないよう、ご注意を。
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