「足を洗いたいのですが」「はい」 いろんなものから足を洗わせてくれる「足洗い師」を描いた漫画がシュールでふしぎ

やめたくてもやめられないあなたに

» 2020年05月23日 19時30分 公開
[たちこぎライダーねとらぼ]

 酒や競馬といったやめられない趣味から足を洗うことができるお店を描いた漫画の「発想がすごい」と話題です。作者は漫画家の河野玲奈(@kohno017)さん。


足を洗う 街角でひっそりと商売する「足を洗う」店


 「足を洗う」と題するこの作品の見どころは、慣用句としての「足を洗う」を、物理的なものとして表現しているところです。

 街角で「足洗い一回千円」の看板を出している若い男。まるで靴磨きのお店のよう。そこに中年の男性客がやってきます。客の足には「不倫」「競馬」「おやつ」などといった煩悩の数々が染みついています。


足を洗う できることなら洗い落したい悪習慣

 男は耳かきのような道具を使ってカリカリと客の足から「競馬」を洗い落とします。客はこれで文字通り「競馬から足を洗った」ことになるのでしょう。1000円を支払って、満足気に帰っていきます。これで足が洗えるなら、やってほしい!

 しかし物語はここで終わりではありません。

 男は洗い落とした「競馬」を捨てる際、ちょっとした手ちがいによって自ら競馬に「手を染める」ことになってしまい――。さらなる展開を迎えるのです。

 慣用句を巧妙に設定に落とし込んだこのSFチックな作品。もとは無料コミックサイト「電脳マヴォ」で発表された作品です。作者の河野さんが自身のTwitterに掲載すると、3万以上リツイートされ、13万以上の「いいね」が集まりました。




 コメントには「発想がすごい!」、「(SF作家の)星新一もびっくり」と作品のクオリティを絶賛する声とともに、「1000円じゃ安すぎる!」、「本当にあったらいいな」とやめられない習慣から足を洗いたい人たちの切なる声が並びました。

 作者の河野さんは、上記「電脳マヴォ」のほか、「オモコロ」で「スマートアシスタント」、「生水」といった「すこしふしぎ」という表現がぴったりな作品を発表しています。また、BOOTHでは短編集の販売も行っています。

「足を洗う」


足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

足を洗う

画像提供:河野(河野玲奈)(@kohno017)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
  3. /nl/articles/2412/03/news184.jpg 部屋中に“まさかの原因”で「虫が大量発生」 松井珠理奈「寝るのも怖い」と自宅で大パニック ファンから対処法募る
  4. /nl/articles/2412/04/news067.jpg 「価格崩壊ヤバい」 セカストで2150円で買った“破格の掘り出し物”に「やっす……」「こういう事あるんすね」
  5. /nl/articles/2412/04/news110.jpg ニトリの“3990円デスク”が在宅ワークにぴったり 収納力抜群のコンパクト仕様に「サスガ、お値段以上」
  6. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  7. /nl/articles/2412/03/news188.jpg 「どういう神経してるの」 有名音楽評論家、過去の“万引き”を告白…… 「盗んだレコードで評論とは」批判殺到
  8. /nl/articles/2412/04/news084.jpg 大谷翔平、“仲間たちとのショット”に反響 幸せそうな表情に「これはすごい!」 妻・真美子さんとの“家族ショット”も
  9. /nl/articles/2412/03/news187.jpg ホロライブ・天音かなた、実母が“警察が動く犯罪に巻き込まれていた”ことを明かし視聴者騒然 「泣きながら電話かかってきた」
  10. /nl/articles/2412/04/news197.jpg 辻希美の高2長女・希空のデビューについて杉浦太陽が語り涙…… 赤ちゃん時代の姿や秘蔵エピソード明かす「そういう世界に入る気ない、と言われていた」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」