【冷蔵庫持ってない人インタビュー】なんなら電子レンジも炊飯器もないアラサー男性に自炊の仕方を聞いてみた

それでも、週5日くらい自炊しているそうな。

» 2020年06月15日 18時00分 公開
[ねとらぼ]


 現代の暮らしには欠かせないとされる生活家電。それを持っていない人に取材する読者募集企画「○○持ってない人インタビュー」。今回は「冷蔵庫も電子レンジも炊飯器も持っていないけど、しっかり自炊している」というアラサー男性にお話を伺いました。

○○持ってない人インタビュー

 人それぞれに持っている生活の知恵。ただ、個々人の問題なので、ニュースなどを見ていても意外と知る機会がないもの。「○○持ってない人インタビュー」は「あえて必需品とされる生活家電を持っていない人」にそのライフスタイルを伺い、暮らしのヒントをもらう企画です。

冷蔵庫を持たずに平均週5日の自炊

―― “冷蔵庫持っていない歴”を教えてください

 4年弱。以前の住居では使用していたのですが、今のところは冷蔵庫を置くスペースがなく、引っ越しの際に処分しました。当初は小さいものを買う予定だったのですが、タイミングを逃し続けている感じです。

 一人暮らしで、自炊は平均して週5日ほどしています。

―― 冷蔵庫ナシで自炊するための代替物、工夫などありますか?

 代替物は強いて言えば「気温」「近所のスーパー」でしょうか。

 最寄りのスーパーまでは自転車で5分。長期的な保存ができないため、あらかじめ数日分の献立を決めておいて、必要なものだけ購入。基本的には、直射日光の当たらない場所にまとめて置いています。



 自炊を始めた頃は食材が使いきれずに腐らせてしまい、泣く泣く廃棄するということもありましたが、冷蔵庫のない暮らしを続けていると自分の食生活のスパンに合わせて「これは買える」「あれは買えない」という線引きが見えてきますね。

―― 食べ物を保管するときの工夫は?

 できる限り、生もののストックを作らないことが大切で、肉類なら缶詰や小分けになっているもの。生肉を買いたいときは、2食分くらいまとめて作ります。そうすると1食で食べすぎることもありませんし、食材が悪くなることもある程度避けられます。

 野菜などの生ものなら、朝買ったら翌日の夜には食べきる量だけ買います。ストックするにしても、根菜などの比較的長もちする野菜だけにしています。

―― 冷蔵庫を持たないメリット、デメリットはなんだと思いますか?

 メリットは特にありませんね(笑)。

 あえて言うなら電気代が安く済む、部屋のスペースを取らない、引っ越し時に物が少なくて済むことが考えられるでしょうか。でも、冷蔵庫を置く場所が確保できる部屋であれば、持たないことで得られるスペースにそれほど価値はないと思います。

 私も今後、冷蔵庫を置いても不便でない部屋に引っ越したら買おうと思っています。

 反面、デメリットはたくさん考えられます。生の食材がストックできない、食材を衛生的に保管しにくい、冷たい飲食物を楽しみたいときはその都度買いに行く必要がある、食材を大量ストックできないので自炊のコストが高止まりしてしまう……。

―― 「冷蔵庫を持たなくても自炊はできるけど不便は不便だし、節約になるとも限らない」といったところでしょうか

冷蔵庫、電子レンジもナシ

 ちなみに、うちには電子レンジ、炊飯器もありません。

 電子レンジが無いのも部屋の都合。ブレーカーの容量が小さく、特に電子レンジは他の電子機器と併用すると落ちてしまうので……。基本的に一度に食べきれるように作るので温め直す必要はありませんが、電子レンジを使った時短調理ができなかったり、冷凍食品やレトルト製品が使いにくかったりとデメリットは大きいですね。

 炊飯器は以前使っていたものが故障してしまい、それ以来再購入していない状況です。買い替えを検討しているあいだ、鍋で炊飯していたらそれで事足りてしまって。結局、今も買っていません。

―― 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器ナシだと、自炊にはどれくらい時間がかかるのでしょうか?

 「主食+主菜」というシンプルな献立が多くて、早いときは20分程度で済みます。うちのコンロ(IH)は1口しかないので、米を炊く必要があるときは「炊飯20分+主菜20分」の計40分くらい。主食をつけない場合もあるので、平均したら30分程度でしょうか。

 コンロが2口以上あれば、炊飯と調理が並行で行えるので、もっと効率化できるかと思います。



本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

  • 必需品とされる生活家電を持っていない歴
  • 持っていなくても普通に生活できる理由、工夫
  • 持たないことのメリット/デメリット

 などを取材させていただける方、ねとらぼの募集用Twitterアカウント(@nlab_boshu)から、DMにてご連絡いただけますと幸いです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」