ニュース
» 2020年06月04日 19時30分 公開

「カワイイ」ってなんだろう? “カワイイ顔”の子しかいない学校の漫画に「自分らしさ」を考えさせられる (1/2)

みんなが「カワイイ」顔の学校の不思議なお話。

[林美由紀,ねとらぼ]

 “カワイイ顔”の女の子しかいない不思議な学校を舞台にした漫画が、自分らしさや美しさについて考えさせられると反響を呼んでいます。


カワイイ顔の子しかいない学校の話22 女神像の顔をまねることが「カワイイ」

 主人公・メンコの通う学園には「玄関にある女神像が一番カワイイ」という不思議な価値観があります。女子生徒たちはその像をまねてメイクし、みんな同じような顔。そんな中、メンコは「どのカオもそんなにかわいいか!?」「みんな同じ顔、きもちわるい」と女神メイクはせず、我が道を行っています。


カワイイ顔の子しかいない学校の話05 みんな同じ顔……

 友達の水田は、変な文化だけどこれが流行、という考え方。「メンコはそのままでいんじゃない?」と言う水田も、しっかり女神像メイクをしています。その価値観を「変なの」と思うメンコは、みんなから「ウケる。変わってんね!」と学校では浮いている様子。

 ある日メンコは、ひょんなことから女神像の顔を変える機械を見つけてしまいます。女神像の顔を、ひいてはみんなの顔を変えて遊ぶうちに、メンコは女神像を自分の顔にしてしまえば、自分が一番「カワイイ」になれると思いつくのですが――。

 みんながそれぞれの魅力に目を向けず、誰かに作られた1つの「かわいさ」に向かうこと、本当にそれがよいのか判断することなく「そういうものだ」と同調すること……そんな世の風潮を映したような物語に、個性や自分らしさについて考えさせられます。

 この作品は、作者のMame.(@Yakitori_art)さんが大学で出された「世の中の様々な出来事に怒りではなくチャーミングさをもってして異を唱えよう」という課題で制作したもの。Mame.さんは「漫画のSNSでの拡散されやすさや読み物として楽しめるチャーミングさに目を付けて『女性が持つかわいい顔の共通イメージ』に異を唱え、SNSを通して伝えるというところまでが作品でした」と話してくれました。

 読者からは「魅力とは定義される物ではない。見いだす物なのだ」「なんか、嬉しくなりました。あたしはあたしの自由でいい」といった感想や、「ピンク色の目は自分らしさで青色の目は支配された自分を意味してるのかなぁ」「色の表現方法に惚れました」など色の表現に注目するコメントが寄せられています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. Excel上で「ドラクエ3」を再現した勇者に「最大の変態」「控えめに言って天才」と称賛 一体どうやって?
  3. 「降板を言い渡されて……」 小林麻耶、「グッとラック!」でのいじめを“笑顔”で主張 事務所とも突然の契約終了
  4. オンラインクレーンゲーム「トレバ」、景品獲得されそうになると“スタッフが裏操作”していたと発覚 被害者と運営会社を取材
  5. 加藤紗里、カフェ店員の前でパンケーキをたたきつぶす 衝撃動画に「これは笑えない」「何がしたいのか分からない」
  6. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  7. 「落選が内定」と開き直る金爆に「不甲斐ない」とAKB、謝罪する演歌歌手も 紅白出場逃した歌手の嘆き
  8. タイツメーカーのアツギ、「タイツの日」PRイラストで炎上 絵師25人以上とコラボ 「性的搾取」など関連ワードがTwitterトレンド席巻
  9. 「とうとうその日が来た」 AKB48、紅白落選で衝撃 メンバーは“言い訳のできない現実”を受け止める
  10. Koki,&cocomi、若かりし父・木村拓哉とのラブラブショットで48歳バースデーを祝福 「いつまでもカッコイイ父上でいてください」