「自家発電でテンションを上げるのは正直大変!(笑)」 古坂大魔王・作曲家「バグベア」がオンライン対談で「2020年注目の音楽」「リモートワークの本音」を語る(1/3 ページ)
「PPAP」に隠された秘密も明らかに。
PPAPで世界に名をとどろかせた「ピコ太郎」さんのプロデューサー・古坂大魔王さんと、欅坂46の「サイレントマジョリティー」「不協和音」など数々のヒット曲を手掛ける作曲家ユニット「バグベア」による初のオンライン対談が実現。音楽のこと、リモートワークの本音など気になるお話を“オンライン取材”で聞いてみました。
取材のきっかけはピコ太郎とバグベアのコラボ曲
取材のきっかけは、5月15日に初披露されたピコ太郎さんの「PPAP バグベアMix」。PPAPをバグベア流にアレンジした楽曲はラジオでの解禁後、SNSやYouTubeを中心にじわじわと話題を集めています。異色のコラボ実現の背景を聞きました。
――早速ですが、ピコ太郎さんとバグベアによる「PPAP バグベアMix」が実現したきっかけを教えてください。
こぎみいい(バグベア):コロナ禍の中、「やれることは何だろう」ということをずーっと考えていて。当初は人の心にしみこむようなバラード路線なども検討していたのですが、「その曲が本当に誰かの助けになるのか」と考えてみると、自分としては少し違うのかもしれないと思いました。
そうした中で出てきたのが、「面白い組み合わせで予想もしなかったことをやる」ということでした。それをやることで誰かが1分でも1秒でも高揚していただけたらという思いで、「PPAPをミックスしたいんです」とダメ元でピコ太郎さんにオファーさせていただきました。
――バグベアさんからの打診だったんですね。オファーを受けたとき、ピコ太郎さん……というか、古坂さんはどういう風に感じましたか。
古坂大魔王:ピコ太郎と古坂は別人ですよ〜! 猪木さんに「馬場さんは?」と話しかけちゃってる感じですよ(笑)。
一同:(爆笑)
――大変失礼いたしました……! ピコ太郎さんのプロデューサーという立場から見て、このオファーが届いたときはどう感じましたか。
古坂大魔王:えへへ(笑)。私は今年で47歳になるんですけれども、縁というのはすごくあるなと思っているんです。今世の中では毎日“数字”が報道されていますよね。何十万人感染とか、何万人重篤とか。そういったニュースを見ていると、「確かに地球上には70億人ぐらい居るんだな」と。でもその中で「お仕事する人数って死ぬまでに果たしてどれぐらい居るんだろう」「自分が意図した人たちにどれぐらい会えるんだろう」と思いました。だからまずこうしてバグベアさんとご縁ができたことはすごくうれしく思っています。
僕はAKB48をはじめ、乃木坂46、欅坂46、日向坂46と共演する機会が多いこともあって、よく周りから「どの曲が一番好きですか」って聞かれるんです。ただ僕、ひねくれものなので実はJ-POPはほとんど聞かないんですね。クラシックとプロレスのテーマ曲とゲームミュージックと海外のテクノっていうかなりひねくれたものしか聞かないんですけど、ハマった曲という観点でお話しすると必ず「不協和音」(欅坂46/作詞:秋元康・作曲:バグベア)、「サイレントマジョリティー」(欅坂46/作詞:秋元康・作曲:バグベア)、「制服のマネキン」(乃木坂46/作詞:秋元康・作曲:杉山勝彦)が入ってくるんですよ。
バグベア:ありがとうございます!
古坂大魔王:例えばモーニング娘。とかも「この曲とこの曲が好き!」と思って調べたら、アレンジが大久保薫さんという作家さんだったり、僕はいつも好きな楽曲に何らかの共通点が見つかるんですが、欅坂46の場合は「不協和音」「サイレントマジョリティー」の両方をバグベアさんが作ってらっしゃったんだと。だから、欅坂46本人たちにも「『不協和音』が一番好きだ」と話しています。
古坂大魔王:それに加えて僕自身が「こう行ったらみんな喜ぶんだろうな、というところじゃないところを攻めて喜ばせたい」という気持ちがすごいある人間なんです。芸術っていうのは「きちんとした“とんがり”を持っていないと人には刺さらない」と思っているので、バグベアさんとのコラボのお話をいただいたときには「ぜひとも」とお返事させてもらいました。
――「PPAP」は今や世界中のアーティストがコラボしている楽曲になりました。
古坂大魔王:そうですね。ただ実は正規のルートでリミックスのオファーを頂いたのは、「W&W」さん(※)と「バグベア」さんぐらいなんですよ。
W&W……オランダのEDMユニット。世界的に活躍しており、2017年からは「NWYR」名義でも活動している。
「W&W」に関しては2016年に「リミックスをしたい」と言ってくれたのですが、完成したPPAP(W&W Remix)は「次のDJパーティーに行くまでの飛行機の中で作った」って言うんです。この曲はダンスミュージックの祭典「Amsterdam Music Festival 2016」でもプレイされたのですが、僕の中では「あのW&Wが世界的な音楽フェスでPPAPを流した」という事実にぶっ飛びました。
映像のコラボでは『デスノート』のリュークがコラボしてくれたりっていうのもありましたね。
また「セサミストリート」の公式YouTubeに出演させていただけたのは特にうれしかったです。「CBCC (Cookie-Butter-Choco-Cookie)」というものをやらせてもらえて、とても光栄でした。
――これまで、関連作品を含めてPPAPはどれぐらい再生されているものなのでしょうか。
古坂大魔王:ざっくりとした試算にはなってしまうのですが、約5億再生(ピコ太郎、Ultraチャンネル合算)以上といわれています。 一つ裏話をすると、「PPAPはジャスティン・ビーバーさんがリツイートしたことから一気に認知された」というのがよく知られている話だと思うのですが、実はジャスティンさん本人がリツイートしたのは、フェイクアカウントによるニセモノのPPAPでございまして(笑)。
バグベア:えぇー!
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