優等生とヤンキーが突然テレパシーでつながった!? 正反対の2人に友情が芽生える漫画が心にしみる(1/3 ページ)
人は見かけによらず。
なぜかテレパシーでお互い心の声が聞こえるようになった男子高校生2人の友情を描いた漫画「心から正反対の君を」が心温まるストーリーです。描いたのは漫画家の岡野く仔さん。
星岡は勉強のできる優等生。真面目に宿題をやっているため、周囲の生徒から見せてほしいと頼られる存在です。笑顔で見せてあげる星岡ですが、心の中では勉強しない生徒たちをバカにしています。
そんな星岡と同じクラスにいる不良の月野。いつも寝てばかりの月野を星岡は「落ちこぼれ」と思う一方、宿題を人に見せている星岡に対して月野は「見せてちゃあいつらのためになんねー」と心の中で思っていました。その心の声が互いに聞こえていることに、2人は気付きます。クラス内で接点のなかった彼らが、テレパシーで会話できることが分かったのです。
お互い口では言い争っても、心の声は丸聞こえ。星岡が態度とは裏腹に人を見下していることが、自分以外にバレなくてよかったと思っている月野。そこには、クラスで好かれている星岡の評判を下げたくないという優しい思いがありました。月野も見た目とは違い、心の優しい少年であることが星岡にバレてしまいます。
それをきっかけに2人に変化が起こります。月野が星岡に宿題の答えを聞きに来た同級生を一喝したり、星岡に思っていることを言うべきだと背中を押したり……。月野の優しさに助けられた星岡は徐々に心を許すようになりました。
漫画では水と油のような2人がお互いの間だけで通じ合うコミュニケーションを通して成長する姿を描いています。人間不信をこじらせていた星岡が変わっていき、やがて2人の間に信頼関係が生まれる展開にはじんわりと心が温かくなります。
作者の岡野さんは、許嫁同士がお弁当でやり取りする「許嫁弁当」、グルメ漫画雑誌『ごはん日和』のご飯漫画と、食を題材にした漫画を連載。6月18日には、ロリータ服にハマり始めた主人公がかわいい食事で生きていこうと心に決めるも、我慢できずにガッツリ系ご飯を食べてしまう『ロリータ飯』の単行本が発売されます。
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