ニュース
» 2020年06月12日 19時38分 公開

芥川龍之介『羅生門』を魔改造した増田文学「クソデカ羅生門」が読者の精神を蝕む 「めちゃくちゃ面白い」「なぜこれを書こうと思ったのか」

森羅万象なんでもクソデカ。

[だいごろう,ねとらぼ]

 芥川龍之介の小説『羅生門』を何でもクソデカに誇張した「クソデカ羅生門」がはてな匿名ダイアリーに投稿され、「クソデカ純文学」「終始ワクワクして読めた」などと話題になっています。


クソデカ羅生門

 『羅生門』は平安時代の京都・羅生門を舞台に、雨宿りをしていた下人と、死体から髪の毛を抜く老婆のやりとりを描いた作品。教科書にもしばしば採用されており、授業で読んだことがある人も多いのではないでしょうか。


『羅生門』 羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版 「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー(画像はAmazon.co.jpより)

 一方、この「クソデカ羅生門」では、あらすじこそ『羅生門』を忠実になぞっているものの、とにかくあらゆる要素がめちゃくちゃに誇張されています。例えば冒頭の1文を比較すると――。


『羅生門』

 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。

「クソデカ羅生門」

 ある日の暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカい羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。


 時刻は暮方から「暮方(ほぼ夜)」になり、羅生門は「クソデカい羅生門」へといきなり巨大化。どんだけクソデカいんだ羅生門。

 こんな調子で、他の文章もあらゆる要素がとにかくクソデカに改変されています。例えば「大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている」という一文は、「信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている」と、もはやパニック映画の1シーンのような光景に。また下人の面相についての説明も、原文では「短い鬚の中に、赤く膿を持った面皰(にきび)のある頬」だったのが、「えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を持った巨大な面皰の大量にある頬」と、無駄にいろんな要素がクソデカ化しており、まったく内容が頭に入ってきません。


クソデカ羅生門比較画像 誇張部分を比較してみました

 その後も「超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した超巨大甍」「意味わからんくらいクソ大きな嚔」「バカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた」など、読む者の精神をむしばむクソデカ表現が続出。最終的に、天下無双の無敵下人は、死体から髪を抜いて巨大鬘を作ろうとしていた老婆を蹴飛ばし、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へかけ下りていったのでした。

 ネット上では突然現れたこのクソデカ文学に対し、「漫画化してほしい」「感度3000倍文学だ」「なぜこれを書こうと思ったのか」などさまざまな反響が。さらに原文との差分を比較考察する人や、いい声で朗読しはじめる人、「象くらいある蟋蟀」のイラストを描いて投稿する人なども現れ混沌を極めています。






 原作の『羅生門』は既に著作権が切れており、「青空文庫」で誰でも読むことが可能。「クソデカ羅生門」を読んだあとで原作を読み、物足りなさに頭を抱えてみるのも一興です。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2112/01/news020.jpg 「キレッキレ!」「何回見ても笑えるwww」 白柴犬の激しすぎる後ろ足の動きに国内外から大反響
  2. /nl/articles/2111/30/news172.jpg 46歳と18歳の内田有紀、“2人そろって”『STORY』表紙へ 「自分の妹と撮影しているみたい」
  3. /nl/articles/2112/01/news118.jpg 渡辺美奈代、公開した自宅リビングが広すぎて“お姫様のお部屋” ゴージャスな部屋へファン「センスまで抜群」
  4. /nl/articles/2112/01/news111.jpg ゴマキの弟・後藤祐樹、服役中に死去した“母との約束” 「1000万円企画」朝倉未来の計らいで首のタトゥー除去
  5. /nl/articles/2112/01/news155.jpg 高嶋ちさ子、ダウン症の姉とさだまさしのコンサートへ 笑顔あふれる3ショットに「姉妹で素敵」「癒やされました」の声
  6. /nl/articles/2112/01/news182.jpg アイドルが「虚偽の発言」「繋がり行為」など複数の違反行為 ファンのため“卒業”を提案するもブロック→解雇へ
  7. /nl/articles/2112/01/news013.jpg 「校長先生の鑑」「神やん」 激長でおなじみの“校長先生の話”を描いた4コマ漫画が超展開で話題に
  8. /nl/articles/2111/30/news033.jpg パパに叱られる柴犬を黒猫がフォロー→柴犬「あとよろしく!」黒猫「えっ!?」 置いて行かれてあぜんとする表情がかわいい
  9. /nl/articles/2112/01/news095.jpg SPEED島袋寛子、18歳での悲劇を告白 鼻が約20年後も変形したままで「整形しようかと」
  10. /nl/articles/2111/30/news073.jpg 「犬の散歩みたい」――批判的な声にハーネスの使用をためらう親のために 現役ママが開発したリュック一体型「ワーネス」誕生秘話を聞いた

先月の総合アクセスTOP10

  1. 池田エライザ、 “お腹が出ている”体形を指摘する声へ「気にしていません」 1年前には体重58キロ公表も
  2. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  3. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  4. 清原和博の元妻・亜希、16歳次男のレアショットを公開し反響 「スタイル抜群」「さすがモデルの遺伝子」
  5. 小林麻耶、おいっ子・めいっ子とのハロウィーン3ショットに反響 元気な姿に安堵の声が続々「幸せそうでなにより!」
  6. カエルに普段の50倍のエサをあげた結果…… 100点満点のリアクションに「想像以上で笑った」「癒やされました」
  7. 「左手は…どこ?」「片腕が消えてる」 中川翔子、謎が深まる“心霊疑惑”ショットにファン騒然
  8. 「家ではまともに歩けてない」 広田レオナ、左股関節に原因不明の“炎症” 夫から「凄い老けたと言われてます」
  9. 小林麻耶、髪ばっさりショートボブに「とても軽いです!」 ファンも反応「似合います」「気分も変わりますよね!」
  10. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」