錺金具の職人による「蚊遣器」が美しいと人気呼ぶ 「蚊取り線香使ってないけど欲しい」「守りたい伝統工芸」
置くだけで生活が豊かになりそうな美しさです。
伝統工芸品を手掛ける職人の技術が生かされた「蚊遣(かやり)器」がおしゃれでステキだと人気を呼んでいます。優美なデザインに心引かれる……。
商品名は「KUYURI(くゆり)」。寺社仏閣や仏壇の装飾金具を作る、錺(かざり)金具の職人さんの経験と知恵から生まれた蚊取り線香のケース(蚊遣器)で、円形のフタに植物が彫られています。さらにその繊細な線で描かれた植物部分は線香の煙が出る穴でもあり、近くで見ても離れて見ても美しいデザインとなっています。
中には葉っぱデザインの線香立ても入っており、素材とタイプは「真鍮(艶)」と「銅(艶)」の全2種類。いずれも上品さと、日々の暮らしに寄り添うような優しさを感じます。なお、塗装などはしておらず、使い込むことで生まれる風合いの変化などを楽しめるとのこと。
また夏に蚊取り線香を使わない人でも、ポプリやお香、小物入れとして使っても良さそうです。価格は各9000円(税別)。
公開したのは、大阪・東京・京都を拠点に商業施設やメーカーのグラフィック・Web・プロダクトデザインを手がける会社セメントプロデュースデザインの代表を務める金谷勉(かなや つとむ/@cementblue)さん。同社は、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」で500を超える工場や職人たちと連携し、工芸の強み探しや流通を見据えた伴走など、製造業とデザイン業の持続可能な関係を作る活動に取り組んでおり、実店舗(東京都墨田区)で職人と交流できる企画なども実施しています。
「KUYURI」は、金谷さんが講師を務める京都精華大学と、京都の錺製造会社・竹内との産学連携により誕生。その背景には、錺金具の技術継承が課題となっていることも関係している様子。YouTubeで公開された動画では、仏壇の需要が減少している中で、若い人を雇うのが難しいという現状を同社の竹内直希氏が語っています。
そのため商品には「工芸を少しでも親しんでもらえたら」という思いもあるようです。ちなみに竹内では創業当初からのこだわりとして、必ず手作業で原版を起こしており、「KUYURI」も同様に作られているとのこと。
KUYURIはセメントプロデュースデザインが運営する「コトモノミチ オンラインストア」で販売されていましたが、Twitterで「欲しい」と話題になると間もなく売り切れに。現在は追加を急いでいるとのこと(来月入荷予定)。同ストアでは他にも、日本各地の町工場・工芸職人たちとの交流で生まれた特別なアイテムを販売中で、のぞいてみるだけでもそのアイデアや技術にワクワクできます。
画像提供:金谷 勉(@cementblue)さん
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文化と時代の融合です。昔ながらの蚊取り線香が原寸大フィギュアに 金鳥製のスタイリッシュなスタンドで本物同様に飾れるぞ
左巻きの金鳥式と、右巻きのアース式に両対応。これ絶対楽しいやつだ! ナスカの地上絵型の蚊取り線香、お香製作キットとして登場
形状が複雑すぎて量産が困難なことから、製作キットとして商品化。和菓子で作った「食べられる蚊取り豚」がかわいすぎる 夏のお茶受けにぴったり
栃木県の和菓子屋・紅谷三宅さんの商品。
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