炭酸水のAmazonレビューが「もはや論文」「ガチすぎる」と話題 各メーカーの“炭酸の強さ”を約2カ月かけ調査
情熱がすごい。
サンガリアの強炭酸水に寄せられた2018年のAmazonレビューが、「もはや論文の域に達している」とTwitterで再注目されています。
サンガリア、ウィルキンソン、ヴォックスなど各メーカーの強炭酸水をそれぞれまとめ買いし、炭酸の強さや抜け具合を2カ月以上かけて調査しています。情熱がすごい……。
ペットボトルの炭酸飲料を放置していると、未開封の状態でも少しずつ二酸化炭素が抜けていきます。強い刺激を楽しめる“強炭酸水”も、購入してから日がたてば普通の炭酸水と変わらない、あるいはもっと気の抜けた“弱炭酸水”になってしまう可能性があるのです。
そこでレビュワーは本格的な実験に乗り出します。5メーカーの強炭酸水をまとめ買いし、2〜3日間隔で未開封のボトルのGV値(炭酸の強さ)を調査。製造時点で最も炭酸が含まれており、なおかつ炭酸が抜けにくい「最もおすすめできる炭酸水」を導き出したのです。
2カ月を超える調査の結果、製造時のGV値が最も高いと考えられるメーカーはサンガリアとヴォックスに(GV値およそ4.9)。時間経過で減る炭酸の量がゆるやかだったのも同じく2社の商品でした。
レビュワーは各メーカーのペットボルの厚みや作りを比較し、サンガリアとヴォックスが優れていた理由についても考察しています。サンガリアのボトルは0.5mmと他メーカーの商品よりも0.1〜0.2mmほど厚みがあり、蓋も特殊な2重構造のものを採用。ヴォックスのボトルはサンガリアよりも軽量でしたが、切断し断面をよく見ると3層から成る多層構造になっており、こうした工夫が炭酸の抜けを抑制したのではないかと述べています。
ちなみにレビュワーの感覚では、“強炭酸”と呼べるGV値は4.25以上。サンガリアとヴォックスは購入後30日〜60日経過してもこの条件を満たす傾向にあったようです。
レビューは700人以上の利用者が「役に立った」と大絶賛。Twitterでも「レビューガチ勢」「確かにサンガリアが1番好き」など反響を集めています。レビュー時期が2018年6月であり、現在と事情が異なるかもしれない点には留意が必要ですが、スカッと爽やかな炭酸のジュースやお酒がおいしいこれからの時期、大いに参考になるでしょう。
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