9歳の名探偵が何でも悩みを解決してくれる「さよふしぎたんていしゃ」が心に刺さる 始めたきっかけは1通の手紙から
小学4年生からの解決策に、笑顔になったり心が温かくなったり。
9歳の探偵がさまざまな悩みを解決してくれるInstagramアカウント「さよふしぎたんていしゃ」が注目を集めています。ハッとなるようなユニークな発想から、大人では指摘しづらいことをズバッと言ったり。真っすぐな言葉が心に刺さる……!
依頼人は子どもから大人まで。ときには40代の方から「今、私の職場ではとってもイヤな上司がいて悩んでいます」なんて悩みも届きます。「不公平で理不尽な扱いを受けて、どんなときでも頭に浮かびつらいです。どうしたら良いでしょうか……?」。それに対して、9歳の“さよたんてい”さんは、
いやだと思ったらおり紙で つるをおりましょう。千羽たまったら いままでおつかれさまでした。お元気で と言って上司にわたしましょう。
と、解決策を提案してくれます。キレッキレの回答ですが、なるほどと思えるのがすごい。
そんなかわいい探偵さん。もともとは2019年6月ごろ、当時8歳の娘さんからお母さんに手渡された「さよふしぎたんていしゃ」「どんなおなやみもかいけつされます」という1枚の手紙が始まりでした。この手紙がきっかけで「さよふしぎたんていしゃ」はスタート。最初は家の中だけで行われていた些細な遊びしたが、やがてお母さんがこれに「本気で付き合ってみよう」と“調査報告書”を作成し、Instagramで依頼を受け付けるようになったことで、名前も顔も知らない人たちからのさまざまな依頼がさよたんていさんのところに届くようになったそうです(※現在は依頼数が多いため、全てには回答しきれず、ランダムで選んで回答しているそうです)。
以下、Instagramから、さよたんていさんの回答を紹介します。
私が選んだ男性はいつも最初はいい人でだんだん悪い人になります。見る目を養いたいのですがどうしたらいいですか?(21歳・女性)
さよたんてい:さいしょから悪い人間なんていません。あなたがそうさせてます。
小学2年生の息子が話をきちんと聞いてくれません。毎日けんかになります。どうしたらいいですか?(48歳)
さよたんてい:あなたはむすこの話を きちんときいていますか? むすこがどうしたいか 先にきいてあげてください。
何もかもがしんどいです。友達と遊ぶのもしんどいし外に出るのもしんどいです。自分の将来の夢もありません。(16歳・女性)
さよたんてい:しんどいと思うことを ノートに書いてみてください。やさしいなぁと思うことも書いてみてください。ゆめなんてなくてもいいです。きっとみんなとちがう楽しみ方を 見つけられると思います。
借りてる賃貸のベランダから身を乗り出すだけで、人生が終わってしまう事を想像します。そんな人生に意味があるのでしょうか。(19歳・男性)
さよたんてい:おへやに入るときに 人生はつづいていると 思うから大じょうぶです。
いずれも依頼内容から、ちゃんと依頼者のことを想像して考えているのが分かる回答で、年齢が分からない場合には「あなたがなんさいかによります」と書いたりもしています。基本的にはやさしく寄り添いつつ、伝えるべきことは厳しく。中には「痩せたいです」→「やせてください。」、「楽しくて儲かる仕事がしたいです。何がいいと思いますか?」→「ないです。」など、一言で返している調査報告書もありました。
ちなみに、ねとらぼ編集部からも「上司が無理難題をおしつけてくるのですが、どうしたらいいですか?」と依頼してみたところ、
しょうちしましたと言って、「だそうですよ」と ほかの人にわたしたらどうですか?
――とナイスアイデアを頂きました。ユーモアがある9歳の女の子からの発想は、そのまま実行出来るものでなくとも、悩みに対する自身の感じ方や考え方を変えてくれたり、視野を広げてくれたりします。
Twitterでも「回答が素晴らしい」「深い」と大きく話題になった、さよふしぎたんていしゃ。これまで解決してきた100件以上の記録をまとめた本も出ており、タイトルは『こんにちは!さよふしぎたんていしゃです!』(税込770円)。いくつかの店舗と通販で販売中(取り扱い店舗についてはInstagramを参照)で、特典として「つまらない生活をすてろ!」ステッカーが付いてきます。
『こんにちは!さよふしぎたんていしゃです!』に掲載の依頼内容(一部)
画像提供:さよふしぎたんていしゃ
(C)2019 Sayo Tantei (9sai)
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