母親に支配される娘、それを傍観する父親 相談者が押し黙った大迫恵美子の厳しいコメントとは? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

ラジオ番組ではありえないほど長い沈黙。

» 2020年07月27日 18時30分 公開
[北村ヂンねとらぼ]

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは7月23日(木)放送の柴田理恵パーソナリティー回。

 妻と娘の折り合いの悪さを心配する相談者だが……。

テレフォン人生相談

妻は、娘を支配するコントロールマザー?

 相談者は62歳男性。妻54歳。娘30歳。息子26歳。どちらも独身、実家で暮らしている。

 「家内と家族の関係でちょっとご相談したいと思いまして……」

 相談者の妻は会社員としてフルタイムで働きながら、家事もバッチリこなす完璧主義者。しかし、その完璧さを娘にも求めるため、確執が生まれているという。

 「掃除とかが疎かだと、厳しく叱るというのが続いていまして。それに反発すると言い合いになって。家内が高圧的に言うもんですから、娘がヒステリー状態でこう、手足が硬直したりするようなことも見受けられまして。自立の芽を摘んでいるような気もしますし……」

 とはいえ娘も会社員として普通に働き、友達関係も良好だという。母親との関係だけが上手くいっていないのだ。柴田理恵が掘り下げる。

 「思春期の頃、たとえば中学高校の頃とかも大変だったんじゃないのかなって今ちょっと思ったんですけど」

 「その頃は、ただもう高圧的に言われて泣きながら我慢してたのが、大きくなって成長してきて、自我が発達したのにつれて反発するようになって、お互いにエスカレートして……」

 例のヒステリー症状による手足の硬直は、短大時代からはじまり、近年も何度か起こっているようだ。

 「どうして(娘は)同居してらっしゃるんですか?」

 「何年か前は『私はひとり暮らしするんだ』っていうことも言ってましたけど、現実的にできてないっていう感じですね」

 「言ってるだけでしてない?」

 「家内も『言うこと聞けないんだったら出ていって欲しい』と口では言っても、束縛しているというか。そういうような感じもするんで」

 普通に仕事もしていることだし、ひとり暮らしをはじめれば母親からも逃げられるのに……。お互いに反発しながらも依存し合っているような状態なのだろうか?

 妻は、娘が2〜3歳の頃から、箸の持ち方が悪いと手を叩くなど、厳しくしつけていたという。

 「見かねて『まだちょっと無理じゃないか?』とか言うと、『甘やかさないで!』っていうのが基本にありまして……」

 その後も、厳しすぎる妻に口を出そうとすると「私をアナタが非難するから、子どもが私をなめて言うこと聞かない!」と反論され、それ以上、何も言うことができないようだ。

 そんな妻だが、長男に対しては比較的甘いという。娘と息子が姉弟げんかをしていても、妻が割って入って息子の肩を持つのだ。

 「それも娘にはすごくトラウマになって。母親が弟の肩を絶えず持つんで、私がいる時に泣きながら『いつも2対1で、私はこういうことをされている』ということを言いますし。よく今、目にする“コントロールマザー”っていう傾向かなとも思いますんで」

 コントロールマザーとは、過干渉、否定、非難、罵倒、恫喝、暴力などの行為で子どもを支配しようとする母親のこと。

テレフォン人生相談

アナタは責任放棄してますよね

 この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。

 「さっきから伺っていると、葛藤ある家庭の中でね、(相談者は)あまり渦中にいなくて、離れたところから見ている人みたいでね。アナタ自身はこのご家庭の中で、どういう位置だと思っています?」

 「どういう位置って言われると……」

 「問題のある家庭の中でね、アナタが自分の役割として、何をされようとしてるのかなっていうのが、もうひとつ分からないんですよね」

 確かにそうなのだ。娘に対する妻の行動に問題があるのは間違いないが、それを分かっていながら傍観者のようになっている相談者に違和感がある。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/05/news022.jpg 「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
  2. /nl/articles/2410/05/news040.jpg 伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
  3. /nl/articles/2410/02/news116.jpg 余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
  4. /nl/articles/2410/05/news023.jpg 七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
  5. /nl/articles/2410/05/news018.jpg 野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
  6. /nl/articles/2410/05/news012.jpg 「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
  7. /nl/articles/2410/04/news048.jpg 「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
  8. /nl/articles/2410/04/news040.jpg 50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
  9. /nl/articles/2410/04/news025.jpg 「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
  10. /nl/articles/2410/05/news032.jpg 大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声