ニュース
» 2020年08月12日 09時37分 公開

イタリアで伝染病対策として「ワインの窓」が復活 およそ400年を経たリバイバル(1/2 ページ)

小窓からワインを渡すシンプルだけど工夫された方法です。

[関口雄太,ねとらぼ]

 1634年ごろ、黒死病が猛威をふるったイタリアで利用されていた感染症対策「ワインの窓」が、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大状況を受けて、再び利用されるようになってきているようです。ワインだけでなくアイスやジュースなどを小窓を通して提供する様子がInstagramに投稿されています。


イタリアの伝染病対策「ワインの窓」が復活 およそ400年を経たリバイバル 対面を避けて窓からワインを渡す(画像はBuchette del Vinoより)


 「ワインの窓」はグラスが余裕を持って通過できる程度のサイズの窓から、ワインを提供する販売方法。「ワインの窓」の保存をする文化団体「Buchette del Vino」によると、1634年に出版された書籍で初めて紹介されたようです。

 もとは個人宅でワインを販売するために作られたシステムでしたが、イタリア・フィレンツェで黒死病(ペスト)が流行した際に感染症対策の側面が注目されたようで広く使われたとのこと。

 フィレンツェの学者フランチェスコ・ロンディネッリ氏によると、黒死病が流行していた当時、フィレンツェの宮殿にてワインを販売していた人は感染症の危険を理解していたようです。販売者は小さな窓からワイン容器を渡していただけでなく、代金の受け取りは手渡しではなく金属製のパレットを介していたとされています。パレットに置かれたコインは酢で消毒してから回収されました。また、販売方法も感染症対策が施されており、販売者がボトル詰めしたワインを提供するか、顧客が容器を持参した場合は「ワインの窓」に通した金属製の管を使ってワインを注いでいたようです。

 フィレンツェには今でも「ワインの窓」が100件以上残っています。そのうちのいくつかは2020年に再び利用されており、ワイングラスやコーヒー、ドリンク、サンドイッチ、アイスクリームなどを提供します。Instagramでは「ワインの窓」を使ってものをやりとりする様子が投稿されており、長い時間を経て復活した伝統に「すばらしいアイデアですね」など感心する声が寄せられています。

8月14日12時:一部の表現に修正を加えました。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2207/04/news120.jpg 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
  2. /nl/articles/2207/06/news116.jpg どんな格好で撮ってるんだ! 中島美嘉、ベッドで寝転ぶショットのタネ明かしにファン爆笑「不覚にも笑った」
  3. /nl/articles/2207/04/news028.jpg パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい
  4. /nl/articles/2207/06/news127.jpg ともさかりえ、高校生息子と久々ディズニーへ 楽しげなショットの裏で冷静な一言「学生より盛り上がってていいね」
  5. /nl/articles/2207/05/news025.jpg 姉と父には「おかえりっ(ハート)」な出迎えワンコ→しかし私には…… 激しいギャップに「帰ってきたんかワレって感じ笑」
  6. /nl/articles/2207/05/news037.jpg 動物病院をがんばった猫ちゃん、帰宅すると文句が止まらず…… ンミャンミャ言いながら甘える姿がいとおしい
  7. /nl/articles/2207/05/news107.jpg 岩城滉一、“天井の高さ9m”北海道の広大マイホーム公開 大型ピックアップトラックでさっそうと登場
  8. /nl/articles/2207/06/news159.jpg 鈴木えみ、武井咲&桐谷美玲の“ママ友”3ショットを公開 豪華メンバーに「なんて美しいママ会」と反響
  9. /nl/articles/2207/05/news154.jpg “残HP見える化バッジ”を社員に配った会社に「うちもほしい」の声 導入に至った経緯や社内での評判を聞いた
  10. /nl/articles/2207/06/news097.jpg 野口五郎、ピアニストの20歳長女とステージ共演 岩崎宏美が“スペシャルメンバー”と親子ショット公開

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 有料スペースに乱入、道具を勝手に持ち出し…… 関電工労組の関係者がキャンプ場でモラルを欠く行為、Twitterでユーザーが被害を投稿
  2. 「皆様のご不満を招く原因だった」栗山千明、“百万石まつり”の撮影禁止騒動を謝罪 観客は「感謝しかありません」
  3. ダルビッシュ有&聖子、14歳息子のピッチングがすでに大物 「球速も相当出てる」「アスリート遺伝子スゴい」
  4. 息子を必死で追いかけてきた子猫を保護→1年後…… 美猫に成長したビフォーアフターに「幸せを運んできましたね」の声
  5. 野口五郎、20歳になったピアニストの娘と乾杯 「娘はカシスソーダ! 僕はハイボール!」
  6. 「めっちゃ恥ずかしい」 平嶋夏海、魅惑の「峰不二子スタイル」で橋本梨菜とお色気ツーリング 「すごいコラボやなぁ」の声
  7. ニコール・キッドマン、ネットで酷評された“54歳の女子高生”スタイルの真相を語る 「何考えてたんだろう?」
  8. 坂口杏里さん、夫の鍛え上げた上腕に抱きつくラブラブ2ショット 「旦那は格闘技もやってるから、ムキムキ」
  9. 大家に「何でもしていい」と言われた結果 → 台所が隠れ家バー風に! DIYでリフォームした部屋の変化に驚きの声
  10. 猫にボールを投げた飼い主さん、“1時間全力謝罪”する事態に!? 顔面直撃した猫の表情に「笑っちゃいました」