「私だけ取り残された気分に……」離婚した夫と仲良くする娘たちに耐えられない相談者 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

母「つらい」娘「テレフォン人生相談に電話すれば?」。

» 2020年08月24日 18時30分 公開
[北村ヂンねとらぼ]

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは8月20日(木)放送の柴田理恵パーソナリティー回。

 離婚した夫と娘たちが楽しそうにしているのが耐えられないという相談。

テレフォン人生相談

私だけ取り残された気分に……

 「今日はどんなご相談ですか?」

 「子離れについてっていうところでしょうか」

 相談者は53歳女性。長女28歳。次女25歳。前の夫(娘たちの父親)とは20年前に離婚。

 「離婚したときに長女は父親の方に行ってまして、次女は私のところに住んでたんですけど。まあ、すぐ近くに住んでまして、その当時。いつでも行ったり来たりできるような感じではあったんで」

 相談者は2年前に現在の夫(68歳)と再婚。それを機に、元の家から2時間くらい離れた場所に引っ越しすることになったが、一緒に住んでいた次女は長女の家に住むことになったという。

 「父親(前の夫)がすごく経済力がありまして、不動産とか持っているので、家賃とかもタダで住めるんで……。そういう理由で行きました、長女のところに」「私がこっちに嫁いで来ちゃう時に、とっても寂しかったんですけれども」

 さらに最近、次女が3年間勤めていた会社を辞め、前夫の家業を手伝うようになったことで相談者の“寂しさ”が加速していく。

 「長女も、もともとその家業を手伝ってまして、次女までもが行くようになりまして。で、祖父がいるんですけども、娘ふたりが祖父を散歩に連れて行ったり……毎日のように。あとは仲良く昼食を食べてたりっていうのを、私は月に一回そっちに行くもんですから、そういう光景を見かけると、なんだかこう、心が痛みまして」

 「娘さんを取られちゃったような気持ちになるんですか?」

 「そうなんです、そうなんです、そうなんです!」

 相談者の経済状況は分からないが、家もあり、仕事もあり、経済力もある父親に娘たちがなついてしまうのは仕方のない面もありそうだが……。

テレフォン人生相談

 「ましてや、長女に付き合ってる彼がいまして、その人なんかも最近一緒に『みんなで夕飯食べに行くよ』なんて聞くと、その時はもう、居ても立ってもいられなくなっちゃったり。私だけこっちでポツンと取り残されちゃったような気分に……」

 「『私も一緒に行く』って言っちゃったらどうなんですか?」

 「前夫との関係はそんなに、もう……必要事項とかしか話さないので、仲良くはしてないです」

 20年前に、前の夫に引き取られた長女といまだに交流があるだけでもいい方だと思うが、この相談者は長女に彼氏ができたことすら喜べないようだ。

 「その話は娘さんたちになさいました?」

 「もう……ちょっと、あまりにもつらくなっちゃって言いました」

 「そしたらなんて言ってました?」

 「『(テレフォン)人生相談に相談しなよ』って言われました」

 これには柴田理恵も爆笑。周囲の人たちに勧められて電話をかけてくる相談者は時々いるが、今回はある意味、相談者に迷惑をかけられている“被害者”本人から「テレフォン人生相談」をお勧めされたパターンだ。

 「傍から聞いてるとね、いい親子だなって思うんですよ。娘さんたちが何より素晴らしいですよ。お母さんにも優しくしてて、『困ってんのよ』っておっしゃったら『人生相談に相談しなさいよ』って、そんな明るい応対してくれる。お父さんのところにもちゃんと顔を出している。で、おじいちゃんの散歩にもついていってあげる。そんな娘さんに育てたのはアナタじゃないですかぁ〜」

 「これから将来のことを考えると、もっともっとつらくなっちゃいまして」「たとえば(娘たちが)結婚なんかしたら、もっとこう家族ぐるみで、たとえばみんなで旅行行くんだろうなとか……」

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