ブックケースを開くと……絵の具セット? 装丁も中身も画材をテーマにした同人誌『街はずれの画材屋Aperitif』がステキ
「紙の本ならではアイデアは今後も極めていきたいですね」。
同人誌制作者さんに作品へのこだわり、思い入れなどを伺う読者応募企画「装丁にこだわりまくった同人誌、教えてください」。今回は、まるで画材のような装丁が印象的なオリジナル作品『街はずれの画材屋Aperitif』のお話を伺いました。
コスト度外視でこだわりの本を作る「お高い本シリーズ」
―― 『街はずれの画材屋Aperitif』は「お高い本シリーズ」として制作された(Boothでの頒布価格は2600円)とのことですが、そもそもこのシリーズを始められたきっかけは?
きっかけは「一度、全力を出して本を作ってみたい!」という感じでした。アイデアも手間も制作費もたくさん使って“自分の中の物語”をじっくりと表現したいな、と。そうなるとストーリーとか作画とか文章周りを凝るだけじゃ全然足りなくて、「あっ、じゃあ表紙とか装丁を凝ればいいな!!」と思いつき。
現在はこのお高い本シリーズへの考え方も変わってきていて、最近では「装丁も物語のうち」と思っています。紙の本ならではアイデアは今後も極めていきたいですね。紙の本はいいぞ!!!! ということを伝えたいです。
シリーズ第2作目となる『街はずれの画材屋Aperitif』はネーム(下描きの下描き)に1〜2カ月、実際の作画(アナログ)・印刷・制作で6カ月くらいかけて、2018年に制作したオリジナルマンガです。ストーリーはひたすら「油絵具、水彩、アクリル絵具etc.の画材の解説をする」。画材屋で少し働いていたことがあり、そのとき勉強したことを詰め込みました。
ざっくりではありますが、こだわったポイントをあげますと……。
- 絵具のセットをイメージした装丁(ブックケース入り)
- ブックケースは無地で注文し、別注したスタンプを1つ1つ手押し(制作費削減のため)
- 本編冊子、あとがき本、解説補足本の3冊で1セット(そのうち2冊は自宅のプリンタで印刷・製本)
- 原稿の制作はアナログ
- 本編冊子ではクライマックス(?)シーンでは一部カラー演出(モノクロ&カラーと2回に分けて印刷)
―― 「お高い本シリーズ」と言いつつ、お金だけでなく手間もかなりかかっている感じがしますね。自分でやっている作業がすごく多い。
ブックケース、三冊セット、途中で一部カラー表現etc.は同人誌(個人製作?)の強みだと思っております。
本企画では取材させていただける方を常時募集しています
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