「ドコモ口座使っていない」「携帯がドコモじゃない」から大丈夫ではない ドコモ口座不正出金、提携銀行に口座がある人は確認を

被害のあった銀行に口座を持っている人は要確認。

» 2020年09月10日 14時45分 公開
[小林夏帆ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 NTTドコモは9月10日、電子決済サービス「ドコモ口座」を使用した不正出金事件を受け、ドコモ口座と提携している35銀行全てで同サービスの新規利用登録を停止しました。

 ドコモ口座は、銀行口座を登録してチャージを行うとスマートフォンなどの端末で送金やショッピングが可能になるサービス。今回の犯人は、サービスを悪用し、他者になりすまし、その銀行口座をドコモ口座に紐付けることで不正出金を行っています。

ドコモ口座 不正出金の仕組み 「ドコモ口座」不正出金の仕組み

 犯人の手口は調査中で未だ明らかになっていませんが、ドコモ側、銀行側ともに、銀行口座の連携や出金に必要な本人確認のシステムが十分でなかったことが大きな問題だと言えるでしょう。

 現在、ドコモ口座関連の不正出金があったと発表されているのは、イオン銀行、大垣共立銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、七十七銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行、みちのく銀行、ゆうちょ銀行の10行。9日までに、34口座で約1000万円の被害を確認しています。

 35行ある提携銀行の中でも、ネットバンキングでの出金時に口座番号、暗証番号のほか、パスワードカードを使った二要素認証を導入している銀行では現状不正出金を防げているようです。

ドコモ口座 不正出金の仕組み
ドコモ口座 不正出金の仕組み

 今回の不正出金は、被害者本人がドコモ口座を使用していなくても被害にあったというケースをNHKニュースが報じるなど、提携銀行に口座を持っていれば被害にあう可能性があるのが特徴。

 まず、サービス名が「ドコモ口座」のため勘違いをしやすいのですが、サービスの利用にはドコモのユーザーである必要はありません。そのため、出金時の認証が十分でない銀行に口座を持っていれば、誰でも被害にあう可能性があると言えるのです。

 被害のあった銀行を中心に、提携銀行に口座を持っている人は、自分の口座が攻撃されていないか確認をとるのが良いでしょう。

 ドコモは今後、オンラインで本人確認を行う「eKYC」やSMS認証を導入し、サービス再開の時期を検討するとしています。



※価格は記事掲載時点のものとなっています



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」