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» 2020年09月27日 14時30分 公開

ビーカーみたいなガラス急須が「シンプルで美しい」「手軽にお茶を楽しめる」と話題 伊藤園に誕生の背景を聞いた (1/2)

ビーカーみたいな見た目だけど、実は急須なんです。

[だいごろう,ねとらぼ]

 ビーカーのような見た目の急須とグラスがセットになった、伊藤園のガラス急須「Ocha SURU? Glass Kyu-su」が、「シンプルで美しい」「手軽にお茶を楽しめる」とTwitterで話題になっています。


Ocha SURU? Glass Kyu-su Ocha SURU? Glass Kyu-su 01【OSGK-01】

 「Ocha SURU? Glass Kyu-su」は、伊藤園のブランドライン「Ocha SURU?」から誕生したガラス製の急須。従来の急須とは違い、取っ手と蓋がなく、底や茶漉しも浅い構造になっているのが特徴です。急須と茶漉しはそれぞれ独立しているため、洗いやすく、茶葉の処理も簡単。使わないときは、急須・茶漉し・グラスを“入れ子”にして、1つにすれば場所を取りません。

 「Ocha SURU? Glass Kyu-su 01【OSGK-01】」は大中小のグラス3種・急須、茶漉しがセットになって3960円(以下税込)、スターターセットの「Ocha SURU? Glass Kyu-su 02【OSGK-02】」は、グラス1種に急須、茶漉しがついて2970円で販売されています。

※発売記念につき【OSGK-01】は3960円で販売されていますが、通常価格は4290円です

 今回は「Ocha SURU? Glass Kyu-su」誕生の背景や特徴的なデザインのポイント、販売後の反響などを、伊藤園の広告宣伝部デジタルコミュニケーション室に聞きました。

ガラス急須誕生のきっかけになった「お茶の可能性と課題」

── 「Ocha SURU? Glass Kyu-su」誕生のきっかけをお聞かせください。

伊藤園:お茶はただの飲み物ではなく、いろいろな価値があります。おいしさだけではなく、健康成分など身体の健康性のほか、コミュニケーションのきっかけや自分と向き合う時間を生み出すものといった心の健康性。──特にそれは、お茶を“いれる”行為に詰まっており、お茶の可能性をさらにひろげるチャンスがあると考えました。しかし、今の世の中で、特に若い人たちに、お茶をいれる習慣が受け入れられていない。それはなぜか。

 お茶は面倒くさい、かっこわるい、古臭い、そもそも茶器を持っていない、コーヒーのほうが楽しみ方がたくさんある……。

 伊藤園がペットボトルのお茶を生み出してから、外でお茶を飲む行為を手軽に、誰でもいつでも楽しめるというすばらしい世界が誕生した一方で、豊かな時間、心身の健康性、他者や自分とつながるといった、お茶を“いれて楽しむ”歴史や価値を進めないまま、人々のライフスタイルが劇的に変化し、お茶をいれる行為と現代人の生活に大きな隔たりができていた。これが我々が直面した課題です。

 この課題を一足飛びにして、茶葉で飲むのは身体にいい、経済的、味がおいしい、茶器もあげます──こうしたことだけでは、人々がお茶をいれる習慣を自分の生活に取り入れたいと考えられないほどの壁が生じていました。

 課題と向き合う中で、お茶をいれたくなるシーン作りを一緒に生み出せる仲間に巡り合い、このプロダクトができ上がりました。これはプロダクトでありながら、シーンを生み出すツールとして開発されています。

 お茶をいれることが、無駄や手間のかかるものではなく、その所作そのものが楽しい、価値を感じる。生活に取り入れたくなるようなお茶の在り方。これを世の中に小さく生み出して、まずは自由に使ってもらう。

 急須をただ古いものとせず、私たちなりにその歴史の一歩を進める気持ちで、この先人の素晴らしい知恵を商品名に冠しています。

── デザインのポイントはどのようなところですか。

伊藤園:まったく新しいものや形をつくるのではなく、すでに多くの人々に愛されているもの、デザインを大事にしながら、お茶をいれる機能を付加して、素材に注ぎ口をつけたり、茶漉しと組み合わせたりするなど、最低限の加工にとどめています。


Ocha SURU? Glass Kyu-su

 急須とグラスは入れ子構造を採用し、シンプルで美しい佇まいにしています。取っ手などもないので、使用しないときはスペースを取らず、ミニマルに収納が可能です。茶漉しは新潟県燕市のメーカーにオリジナルで製作していただき、各パーツがそれぞれ分かれているので洗うのも非常に楽です。飾ってもおしゃれで、“人に見せたくなる茶器”になっています。


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