一番の自信を持って美術予備校へ通うも“天才”に出会ってしまい…… 漫画「予備校で天才に出会う話」に「感動」「続きを頼む」(1/2 ページ)
いずれ良い友になっていくんだろうなぁ……。
一番の自信を持って上京して美術予備校に通い始めるも、自分よりうまい人がいくらでもいる現実を知ってしまう一人の高校生を描いた漫画が人気を集めています。心をえぐられる感じとジーンと来る感じの両方にあふれている……。
幼少期から誰よりも絵がうまく、常に一番だった「神楽坂」。高2の時点で美大へ進学することを決めており、担任に進路を聞かれると自信満々に「美大にいきます。夏休みは東京の美術予備校に通います。泊まる場所も確保しましたし親にも話してあります」と語るほど。こうして、夏休みは美術予備校へ通い始めます。ここでも一番になることを確信して。
が、通い始めて最初のデッサンで、講師から「んーまぁ高2にしてはよく描けてるね。でもどこが光源か分からないな。全体的にグレートーンになってる。デッサンする前に光の強さや方向をあらかじめ決めるといいよ」との評価。上京数日にして心が折れかけです。
そんな中、同じ授業を受ける「不動」に道具を貸してあげたことから、休憩時間などにも話すようになりました。しかし、不動は神楽坂と同い年ながらもはるかにうまく、地元で一番うまかったという神楽坂を「井の中の蛙のカエルくん」呼ばわりしてきます。神楽坂、激怒!
絵に怒りをぶつける神楽坂ですが、焦りからどんどんミスを重ねるようになってしまいました。次第に絵を見せることに恐怖を抱き始めるようになってしまいます。
だんだんと教室外にいる時間が増えていく神楽坂。そんな中、不動が自分のデッサンをビリビリに破いて捨てているところに遭遇。自分よりも遥かにうまい不動ですが、彼もまた何度も挫折し苦悩していたことを知ります。
挫折を知らなかった自分が、スタート地点に立ってすらいなかったことを知った神楽坂。不動に言い放ちます。「油断してるお前の喉笛食い破ってやるよ!! 夏期講習中に不動よりいい順位を取る!!」。勝負を受けて立つ不動。負けたほうが坊主になる約束の勝負をすることに。
果たして、坊主になるのはどちらなのか。神楽坂は自信を取り戻せるのか。グッと来るラストは、ぜひ読んでみてください。
この漫画を描いたのは、Fukiさん(@fuki_ii)。ネット上では、「予備校通わずに授業も遊び倒してて、芸大のオープンキャンパス夏期講習で革靴のデッサンして、講師に手入りそうやなって誉められて、現役で一番難関の学科に入ったやつなら知ってる。石黒正数って言うんですけどね…」「俺はこの漫画のカエル君の方にヒリヒリするほど感情移入するんだけどな。なぜなら大学で不動に該当する奴と会うからだ。中村佑介って言うんですけどね(※石黒さんの返信)」「なんか妙に心当たりがあるような懐かしい感覚になりました」といった声が寄せられていました。
画像提供:Fukiさん(@fuki_ii)
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