昔好きだった漫画がソシャゲに 喜びから一転、期待が裏切られ――ファンとアンチの間で揺れ動く心情描いた漫画に共感集まる(1/2 ページ)
同じような体験をした人から多く反応が寄せられています。
子どものころ好きだった漫画がソーシャルゲームに。はじめはうれしかったけれどいざ始まってみると――揺れ動くファンを描いた「ファンとアンチの漫画」が多くの人の心を揺さぶっています。作者はネットに漫画を投稿しているぴおてぐ(@potg333)さん。
これから読む人へ作者・ぴおてぐさんからメッセージ
「この漫画は主人公がソーシャルゲームの運営側への不満や疑心感からファンの立場とアンチの立場で揺れ動く様を描いたものです。似たような経験をされた方が読むと大変不快になったり嫌な気持ちを呼び起こす可能性があるので、読む際はご注意ください。また誹謗・中傷を推奨する漫画ではございません」
子どものころにはまった漫画「幻想百鬼学校」(幻百)が完結から10年を経てアプリゲームになると聞き、大喜びする主人公。メインライターを原作者本人が担当していることもあって、最初は「やっぱり最高ーーー!!」と大興奮。ネットで検索するとやはり同じような人が大勢おり、「本当楽しみだなあ」とサービス開始を心待ちにします。
しかしいざサービスが始まってみると、推しキャラの描写に「こんなキャラだっけ……?」と若干の違和感が。多分気のせいだろうと言い聞かせながら、しばらくは久々の「幻百」を楽しんでいましたが、あるときいわゆる“アンチ”のつぶやきを目にしてしまい、「結構幻百アンチっているんだな…」と心を痛めます。
そんな折、追い打ちをかけるように「幻百」にとっては悪いことが次々と起こります。推しキャラを軽んじるような原作者の過去発言が掘り起こされたり、ようやく来た推しキャラのガチャが不遇な扱いだったり……。やがてゲームへの不信からか、主人公は時々、例の“アンチ”アカウントのツイートを見に行くように。言葉は刺々しいものの、そのツイートはまるで、表では言えない自分の気持ちを代弁してくれているような気がしたのでした。
一方、Twitterではシナリオの出来を巡ってファンが原作者に凸(突撃)するなど、コミュニティーの民度はどんどん低下。やがて原作者側にも目に余る発言が増えていき、ついには原作者とアプリ運営の間のトラブルにまで発展、目も当てられないような大炎上に……。
「…どうして…こんな事に…」「ただ復活した幻百を皆で楽しみたかっただけなのに」と絶望しつつ、ジャンルが衰退していくのをただ見ていることしかできない主人公。そんなとき目に入ったのは、いつもの“アンチ”のつぶやきでした。辛らつな批判の裏で、原作への愛を語るその姿が、昔一緒に「幻百」を楽しんでいた友達に重なり――主人公はついに“声を上げる”決断をするのでした。
ぴおてぐさんによると、この漫画は特定のコンテンツをモデルにしているわけではなく、自身の体験や聞いた話をもとにしているとのこと。現実に起こりそうな内容に、「どこにでも起こりうるようなことで、すこぐ胸に刺さりました」「今ある話題作や、過去作がこの様な事に成り得るifな風刺を描いた素晴らしい作品でした」といったコメントが寄せられています。また、主人公と似た体験をしたことのある人も少なくないようで、「とても他人事だと思えなくて何度も読み返してしまいました」「ファン側とアンチ側、両方とも身に覚えがありすぎて他人事どころか創作事のように思えないくらい刺さりました」といった共感の声もみられます。
「作品を楽しみたかっただけ」という主人公。しかしSNSでさまざまなものが見えてしまう今、「ただ楽しむ」というのは簡単ではないのかもしれない――と漫画に寄せられたコメントから感じられます。
掲載にあたって、ぴおてぐさんからコメントをいただきました。「今回の漫画に関して掲載の承認をするかとても悩みました。でもこの漫画を読んで『かつての自分を受け止めることが出来た』『描いてくれてありがとう』などのコメントをいただきました。人を選ぶ漫画ですが、ネットメディアでの掲載を通して、一人でもこの作品で気持ちが楽になれる人に届けば良いなと思います」
関連記事
おけけパワー中島という概念が誕生した日 同人字書きの情念を描いた漫画「同人女シリーズ」作者に話を聞いた
今まで名前がなかったあの感情に「おけけパワー中島」という名前がつきました。「女性として生きていきたい」 卒業を決めた元男性アイドルとガチ恋オタクの漫画に感動の声多数
友達とは違う絆があります。推しバーチャルアイドルの“中の人”が死んだはずが活動を再開…… 1人のファンと中の人たちを描く漫画が心に刺さる
キャラと“中の人”。私たちはどちらを応援しているのだろう。商品と間違えてレジに財布を…… ドジをしてもクールに決める男子にギャップ萌えな漫画『クールドジ男子』単行本化【1話試し読み】
クールな男子のドジがたっぷり見られます。オンラインゲームは遊ぶ人次第で神ゲーにもクソゲーにもなる あるチームプレイを描く漫画が心に刺さる
何事につけても、人との出会いは大切。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
1歳娘とパパが18年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に「娘ちゃん左手nice」「カッコ良いお父さま!」の声
ユニクロの“1990円セール品”→ちょこっと手を加えるだけで…… ハンドメイド作家の高見えアレンジに「すごいっ!」「見習いたい」
家賃月2万8000円、50代男性が住む“オンボロ一軒家”のドアを開けたら…… 意外な光景に「ワクワク感がたまらない」
手作り木箱に“ただの雑草”を入れて放置したら…… 8カ月後、興味深い変化に「面白い」「いつかマネできたらな」
窓を開けて掃除していたら→「お客さん来た……」 “まさかの訪問者”が170万再生 「この後も友達連れてきた」「勘弁して」
「何の生き物……?」 小学生の時に飼い始めて23歳になるまで“死なない生物”の正体が判明 「永遠に生きてる」「怖いよ」
「これはマネせねば」 70代女性の“しまむらコーデ”がステキ! 550円アイテムも高見えする技に「憧れです」「センスの塊」
2年前に描いた風景画→プロ「今ならもっとこうするのに」 本気で描き直した“現在の作品”が180万表示 「なんか涙出た」「すご」
大人なら解けて当たり前? 「(8/7)×(0/4)」の答えは?【算数クイズ】
「買って良かった」 無印良品の“990円バッグ”に称賛続出 「必需品」「なくてはならない」
- マクドナルド、ハッピーセットの「早期終了」を発表 横行する転売――モラルのない行動に第2弾販売への不安広まる
- 小5のときに描いた絵→4年後…… 「ねぇ何があったん?」「鳥肌立った」中3になって描いた絵が160万再生
- 50年間放置して“ジャングル化”したおばあちゃんの家 → 掃除したら…… “木の中から現れたもの”が170万再生 「予想を超えた」「ブラボー」【海外】
- “1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
- 「娘の目が大きいのは赤ちゃんだから」と思っていたママ、成長すると…… 驚きの姿に「ディズニープリンセスだ」【海外】
- ショウガを土に埋めて水やりすると……「すごすぎる!!」 想像もつかなかった、とんでもない状態に37万再生
- ボランティアで庭を掃除していたら…… 物置から見つかった“ヤバいもの”で警察沙汰に 「通報して正解」「絶対に触らないで」【海外】
- 皇后さま、全身「真っ白な衣装」に18万いいね
- 日本人のママと米国人のパパが国際結婚→生まれた子どもは…… 290万再生の“まさかの現在”に「びっくりしました」「心温まる」【海外】
- 「子供泣くぞこれ」 トーマスの塗り絵、描き始めて2秒で…… “予想を超えた変貌ぶり”に反響「夢に出てきそう……」「ヒィィ…!!」
- 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
- 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
- 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
- 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
- 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
- 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
- パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」