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» 2020年10月02日 21時00分 公開

大阪・新世界に大衆娯楽遊戯場「秘宝館本店」オープン “日本最大の射的場”に行ってみたぞ

店内には懐かしの遊びが満載。

[しげる,ねとらぼ]

 大阪のシンボルとして知られる通天閣。9月12日、その下に広がる新世界に、大衆娯楽遊戯場「秘宝館本店」がオープンしました。その目玉は、カウンター幅が11メートルにもなるという日本最大の射的場。しかし、射的って、そもそもかなりレトロな遊びのはず。なんでまた2020年に新規オープンを……? ということで、現地に行って見てきました。





串カツ屋以外にも、スマートボールや大衆演劇の劇場が営業している新世界周辺。飲むだけの街じゃないのだ

 大阪を代表する観光地である通天閣と新世界周辺。串カツ屋などの飲食店が大量に並んでいますが、明治末期に開発が始まった当初はテーマパーク的な歓楽街としてスタートしており、飲食だけではなくさまざまな娯楽が集まった街でした。現在でも、映画館や大衆演劇の劇場、スマートボールやゲームセンターといった娯楽施設が営業しています。



異常にレトロゲームが充実しているゲーセン「ザリガニ」。同じ母体が射的場も経営している

 秘宝館本店も、新世界周辺で数店舗営業しているゲームセンター「ザリガニ」と同じ運営母体が経営しています。このザリガニ、レアなレトロゲームを置いているゲーセンとしてマニアの間では有名で、さらに「秘宝館」という名前の射的場もすでに新世界周辺で5軒が営業中。その中でも最大なのが、今回訪問した「本店」です。




店の外観はレトロな雰囲気。現在は1階のみ営業中

 店の位置は通天閣から歩いて1分半ほどの好立地。木造っぽい、ガタピシした外観が目を引きます。「射的」「最新式大衆娯楽遊戯場」の看板も頼もしい。店の入り口では仮面ライダー、アンパンマン、ドラえもん、サトちゃんなどのライド系遊具がお出迎え。奥のオート三輪は、荷台部分が「かたぬき」で遊ぶためのテーブル代わりになっています。


射的場のカウンター幅は11メートル! 日本最大なんだとか

お客さんが入るとこんな感じ。壮観!

 店に入ってすぐ、大きく目をひくのがこの巨大な射的場。日本最大というだけあって、なかなか迫力があります。幅11メートルという数字は伊達ではなく、多い時で20人ほどがずらっと並んで射的で遊べるとのこと。カウンターの向こうには、景品のお菓子が積み上げられています。この積み上げ方が本当に絶妙で、当たってるのに落ちないのが毎回不思議。なんかコツとかあるんですかね……。


眩しく輝く、スワロフスキーでデコられたビリケンさん。射的用の銃もギラギラだ

 さらに射的場の中央には、神棚に祀られた光り輝くビリケンさんが! このビリケンさん、全身をスワロフスキーのクリスタルで覆われた特別製。一緒に並べる縁起物として、同じくスワロフスキーでデコられた射的用の銃も製作したそうです。さすがスワロフスキー、カメラの設定を間違えると強烈に光って完全に白飛びします。



駄菓子売り場のビリケン商店にビリケン稲荷と、店内は全体的にビリケン推し

こちらは輪投げやボール投げのコーナー


スマートボールも店内でプレイ可能なのだ


金属製の手裏剣を投げて的に当てる手裏剣道場。なかなか刺さらなくて悔しい

 射的の隣には輪投げやボール投げなど、投てき系の遊びが。さらにその奥にはスマートボールやレトロなゲーム機がズラリ。そして店の奥、突き当りの壁面には「手裏剣道場」が設置されています。こちらは金属製の手裏剣(手が切れるほどの刃はついていないのでご安心ください)を投げて的に突き刺し、刺さった数に応じて景品がもらえるコーナー! 試しに投げてみたものの、これが思ったよりうまく刺さらなくて難しい。忍者への道は遠いな……。


日本最大にして、戦後大阪府が公認した最初の射的場……って、どういうことなんですかね

 表の看板に書かれている文句で目を引くのが、「日本最大射的場」そして「戦後大阪府公認射的場認定第一号店」の文字。日本最大はわかるとして、戦後の第一号公認ということは、歴史のあるお店なのでしょうか。でも、本店が開店したのは今年の9月のはずだし、他の秘宝館の店舗も設備はけっこう新しい……。どういうことなんでしょうか。

 疑問に思って聞いてみると、風営法が改定され、射的場の開業に届け出が必要になったのは昭和30年代のこと。しかし、改正以前から営業していた射的場は新しく届け出を出す必要がなく、さらに改正以降新しい射的場もオープンしていなかったことから、結果的にここが「戦後初めて大阪府が新規に認定した射的場」となったのだそうです。

 この建物全体が秘宝館本店なので、上の2階3階も現在開店準備中。2階はゲームセンター、3階は迷路やお化け屋敷といった遊びが楽しめるフロアになる予定。特に注目なのが2階のゲームセンターで、その主役は近年のビデオゲームではなく、それ以前のゲームコーナーのメインだったいわゆる「エレメカ」。アナログで機械的なゲームを全国規模で集めて整備し、実際に遊んで楽しめるようになる予定です。さらに「国民的超メジャーキャラ」と秘宝館本店とのコラボレーションも決定しているとのことで、そちらの方でも注目を集めそう。2〜3階は11月のオープンを目指しているということなので、引き続き続報も楽しみです。

 もちろん射的自体の売り上げも大事なのですが、秘宝館の目的はコロナでぱったりと減ってしまった新世界周辺への客足が戻るきっかけになることだといいます。射的やスマートボールで遊んだ後は、串カツでも食べてもらって、近所での消費につながればという考えもあります。そもそも秘宝館の運営母体は大阪で創業68年を数える企業なので、地元への思い入れもひとしお。幸い先日の連休ではお客さんも大いにきてくれて、ホッとしたとのことでした。もちろん射的に使う銃などはすべて消毒などの処理をしているので、安心して遊べます。

 というわけで、大阪の近所の人もそうでない人も、新世界に来たら射的で遊んでスパワールドで風呂に入って、串カツ食べながらベロベロに酔っ払うという殺人フルコースで大勝利してみてはいかがでしょうか。「これぞ娯楽の王道!」という充実感がありますよ!


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