風呂で毎日聞かされる「娘の妄想の話」を図解したイラストが面白い 巨人、リボン紀、人間の洗脳など……壮大なSF設定に

親御さんによる図解イラストが見ていて楽しい!

» 2020年10月05日 18時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「風呂で毎日聞かされる娘の妄想の話」を図解したイラストが壮大で面白いとTwitterで話題です。いろんなワクワクする設定が詰まってる……!



 投稿したのは、Twitterユーザーのpoyavr(@poyavr)さん。どんどん増えていく娘さんによる妄想の世界の設定を「一度描いてみよう」と、わかりやすくイラストと文章で図解化。以下、それをもとに簡単に世界観をまとめます。


娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 娘さんの妄想をpoyavrさんがまとめたイラスト全体図’(※以下の画像はトリミング)

 この世界の始まりは「地球の魂」による創造。地球は、途中で作った「巨人」に後の創造を任せると眠りにつき、“最後の日”に目覚めてすべてを終わらせるといいます。


娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 巨人を作って眠りについた地球

 しかし地球の代行として創造された巨人は、その最終的な滅亡の日を延ばして永遠に君臨しようと目論みます。戦争や環境破壊で地球を眠ったままにしようとしており、すべての生命の作り主である彼は人間を操っています。


娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 なんだか恐ろしい設定の巨人ですが、顔は保育園の先生似というのが面白いです

 そんな巨人が最初に創造した人類が「リボン人」。彼らの時代は三葉虫が生きていたとされる数億年前の古生代で、シルル紀とデボン紀の間に「リボン紀」が存在。超科学文明を築いたリボン人は、いわゆる時間旅行が可能で、そのため完全な運命論者となった彼らは、元々の運命である滅亡を受け入れ、巨人と敵対するようになります(以下の二派に分かれる形で対立)。

  • 地球派……戦争や犯罪のない世界だが、滅亡が定められた決定論的世界観
  • 巨人派……巨人による永続的な世界。いろんな過ちは看過する

娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 poyavrさんのイラストも相まってかわいらしいリボン人。しかしその望みの先には……

娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 大きく二派に分かれて対立しています

 その後タイムマシンの事故により、“リボン文明”そのものは滅亡してしまいますが、各時代の生き残りが「リボンの形」で生物に寄生。巨人に操られないリボン人は、巨人による人間の洗脳(人間自身は認識できない)をまれに解きつつ、寄生して巨人の活動を阻止しようと暗躍します。

 リボン人が望むのは地球の復活。そしてそれは世界の滅亡が訪れることを意味します。果たして人間たちの運命は――。


娘の妄想 設定 図解 イラスト 壮大 巨人 リボン人 物語 巨人には洗脳され、リボン人には寄生されたりしている人間(と動物たち)

 現在保育園に通っている娘さんから、SF的で深い世界観が出てくること驚きますが、poyavrさんによると娘さん本人は「遊びで言ってるだけで本人はサンタも信じてくれません」とのこと。豊かな妄想の世界をしっかりフィクションとして楽しんでいるのがさすがです。そして毎日娘さんの話を聞き流すことなくここまでまとめたpoyavrさんもすごい……!



 そんな娘さんが妄想の話を展開するようになったのは、3歳の頃からとのこと。今回の設定は、娘さんがテレビで殺人事件や虐待のニュースを見て「これは神さまが操作をミスったんじゃないかな」と言い出したのがきっかけで、その発想が両親にウケたことから、どんどん設定を肉付けしていったようです。

 ちなみに、他にも「惑星毎に違う形の巨人がいるらしい」といった設定もあるそうで、上記のイラストに出てきたユニークな設定の「リボン紀」は、図鑑を見て思いついたダジャレなのだとか。そこからリボンを使ったかわいい設定まで膨らませたと思うとアツい。



 poyavrさんは「完成度高いけど逆に普通すぎなのでは……」と、王道なSF設定に親として不安もあるようですが、Twitterでは「素晴らしい想像力」「いろいろ物語が作れそう」「そのまま伸ばして欲しい才能」と称賛の声が寄せられ、その細かい設定を楽しみつつ考察したりする声も上がっています。



画像提供:poyavr(@poyavr)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」