ニュース
» 2020年10月05日 17時43分 公開

PS5では「×ボタンで決定」が標準に ユーザー側での変更も不可能と判明(1/2 ページ)

記号の意味は考えず、ボタンの位置で覚えるほうが良さそう。

[沓澤真二ねとらぼ]

 プレイステーション 5では「×ボタンで決定」が統一される――。PS5の体験レポート記事が各メディアで次々と解禁されるなか、「決定ボタン」についての地味に大きな変更が「○ボタンで決定」に慣れ親しんできたプレイヤーをざわつかせています。ねとらぼ編集部でもソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に問い合わせたところ、「“×で決定”は事実で、システム設定での変更もできない」と判明しました。


デュアルセンス PS5からは欧米で主流の「×で決定」に、全世界で統一(画像は標準コントローラーの「DualSense」)

 話題のきっかけは、AV Watchファミ通.comなどに掲載されたPS5の実機プレイレポート記事。専用コントローラー「DualSense(デュアルセンス)」の使用感を説明する流れで、「日本のゲームも含め全ての設定で『×』が決定に変わる」と、SIE広報への取材をもとに述べられています。

 これまで日本におけるPSシリーズの操作系統は、ボタンの記号のイメージもあり、「○で決定(肯定)/×でキャンセル(否定)」が主流でした。しかし、これが欧米のPSでは全くの逆。これは欧米に「×」を「バツ」ではなく「チェックマーク」と認識する文化があるからだとされていますが、しばしばユーザーの間では「決定ボタンを押し間違える」など混乱の元になっていました。これがPS5では“欧米式”に統一されることになります。

 これを受けて、Twitterでは賛否さまざまな意見が噴出。「慣れるまで混乱しそう」「後方互換でPS4タイトルを遊ぶとき、“○で決定”のままだったら結局混乱するのでは」といったネガティブな意見も目立つ一方で、ドリームキャストやXboxシリーズ、PCゲームのように、決定の操作がPSでいう×ボタンの位置に割り当てられた環境でも遊んできた人からは、「むしろ統一されてありがたい」と好意的に受け入れる声も。



 さまざまな意見が上がるこの「決定ボタン問題」。ねとらぼ編集部はSIEに詳細を聞きました。


意図はシステムとゲームの操作系統一

―― PS5では「×ボタンで決定」になるというのは事実ですか?

SIE:はい。事実です。

―― ユーザー側で決定ボタンの割り当てを変更することはできるのでしょうか。

SIE:変更することはできません。

―― 「×ボタンで決定」に統一した理由はなぜですか。

SIE:×で決定するゲームと、○で決定するシステムメニューとで、決定ボタンが異なるケースの問題を解消し、意図しない誤入力などの発生を防ぐためです。また、ゲーム開発者の負担削減や、ボタンの押しやすさを重視したのも理由の1つです。

―― 「×ボタンで決定」はゲームメーカー側にも推奨しているのでしょうか?

SIE:上記と同様の理由より、統一していただくことを推奨しています。


ネプテューヌ 日本メーカー(コンパイルハート)のPS5用ソフト、「Go!Go!5次元GAME ネプテューヌ re★Verse」のPVでも、「×で決定」「○で戻る」とする表示がみられる(画像はYouTubeより)

【11月11日追記】

 公式解説ページに「ボタンのアサイン入れ替えは可能」との記載がありましたが、SIEに再度問い合わせたところ、これは「あくまでコントローラーの信号そのものを入れ替えるオプション」で、決定ボタンの機能だけを入れ替えることはできないとのことでした(○ボタンと×ボタンを入れ替えれば擬似的に「○ボタンで決定」にはできるものの、「画面上では×ボタンと表示されているときに○ボタンを押さなければならない」「ゲーム中の×ボタンと○ボタンの操作も入れ替わる」といった副作用がある)。詳細については下記記事を参照。



       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/27/news041.jpg 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. /nl/articles/2311/25/news015.jpg 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  3. /nl/articles/2311/27/news024.jpg 葛藤の末、野良の黒猫親子を保護して1カ月後…… 幸せを見つけた家族の光景に「本当に良かった」「癒やされます」
  4. /nl/articles/2311/27/news095.jpg 『ちいかわ』通称“島編”が最終話へ 絶望色が強すぎて阿鼻叫喚 想像に任せるオチに“存在しない劇場版”を幻視する読者が続出
  5. /nl/articles/2311/28/news037.jpg 愛犬の大切なおもちゃを洗濯したら→「お友達が……!」 悲しい鳴き声をあげる姿に「家の子も一緒だ」「健気で癒されます」
  6. /nl/articles/2311/27/news093.jpg 『キン肉マン』ゆでたまご・嶋田、ヘルプマーク使用を報告も…… 「正義はないのかこの日本」理解の低さに苦言
  7. /nl/articles/2311/27/news076.jpg ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  8. /nl/articles/2311/28/news172.jpg バイクでケーキを持って帰ったら…… ミュージカル俳優、思わぬ形になったケーキに「見たことないほどズタボロ」
  9. /nl/articles/2311/28/news032.jpg 物理学を理解しているハムスター、回し車で遊びたい姉妹へのかわいいイジワルが「強い意志を感じる…」と話題に
  10. /nl/articles/2311/27/news106.jpg エド・はるみ、連日ハードな研究で生活も激変 “18種類おかずの手作り弁当”に影響「数と彩りも無くなり」「忙しく時間がなさすぎて」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!