「先生との作戦だ!」すごい勢いでいじめ問題に対応する熱血先生の漫画がかっこよくてグッとくる
特に深刻な長期休み直前のトラブルのお話。無事に解決してよかった……!
いじめ問題に対応した学校教師を描いた漫画の清々しい結末に心が洗われます。作者は、2児を育てる日々を漫画にしているブロガーのフクミーさん(http://fukumiomo.blog.jp/)です。
それは夏休み前のできごと。2011年生まれのフクミーさんの長男・アッキーくんが学校に行きたくないと主張。理由は、特定の子に殴られたり、「死ね」と言われたり、「やめて」と言っても聞いてくれないといった、いわゆるいじめでした。
「解決しないなら休みなされ」と判断したフクミーさんは、アッキーくんの欠席を学校へ連絡。するとそのあと、事務員からその連絡を受けた学校の先生が「一体何が……!!」とすごい勢いで電話をかけ直してきたのです。その日はちょうどタイミングよく個人面談予定日だったので、フクミーさんとアッキーくんは、先生と放課後話し合うことになりました。
当初の面談予定時間は14時からの15分間のみでしたが、先生は長く話すために最後の回への変更を提案。しかし、突然の変更は先生に負担がかかってしまうはず……。フクミーさんはつい「先生のご都合の良い日に……」と遠慮してしまいます。
すると先生はとっさに、しかも声を張り上げて「いえっ、こういう問題を先送りにしたくないんです!」と主張! こうして面談の順番はその日の最後に変更されました。
ちなみに先生にも小さい子どもがおり、そのことを指摘された先生は「いいんです、うちはいいんです……!」と毅然と回答したのですが、直後に考えが巡ったのか「……っつ、あ……い、いや……良くない!!」と動揺してしまいます。良い先生と良いパパの両立は大変だ……!
そして訪れた面談の時間、アッキーくんは先生にさまざまな思いを伝えました。殴られて嫌だったこと、「死ね」と言われて悲しかったこと、そして自分が先生に言ったことも相手には言わないでほしいこと……。
その話を優しく聞き届けた先生は、実は中学生のころに殴られた経験があり、だからこそアッキーくんの悔しい気持ちがわかるといいます。そんな先生は「アッキーくんが同席している場で、かつアッキーくんの名前を出さないかたちで、いじめのことをクラスの皆に話す」という作戦を提案。それをアッキーくんが承諾すると「よし! じゃあ明日決行する。先生とアキ君との作戦だ!」とふたりでグータッチを交わしたのでした。とことん熱い先生だ!
こうして先生に話を聞いてもらえたことでアッキーくんは元気を取り戻し、翌日クラスでおこなわれた「作戦」も無事に成功。アッキーくんはちょっかいを出されることもなく笑顔で帰宅し、そのまま夏休みを迎え、そして夏休みが明けても笑顔で学校へ通えたそうです。
児童の自殺が特に多くなると言われている夏休み明け。休みに入る前に対応がされたことは、とても大きなことなのではないでしょうか。デリケートな時期の問題を、先送りせずに対応した先生の判断がステキですね!
画像提供:フクミーさん(http://fukumiomo.blog.jp/)
出典:ライブドアブログ
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