「私のわがままでしょうか?」「そうです」 自営業夫の手伝いも“夜の接待”もイヤな相談者に突き付けられた離婚話 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

» 2020年10月12日 18時30分 公開
[北村ヂンねとらぼ]
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 「答えは唯一、『私はこう変えます、変わります』っていう覚悟を持つしかないよね、奥さんの方で」

 「で、私はどういう風にこれからは……離婚しないためには主人にどういう風に言って、どういう態度を取っていったら……?」

 「だってできないんだもん、それが。できないからこういう問題起きてるわけじゃない。ホントにこれが仕事に役立ってて、それが仕事を支えてたってことが分かったとしても謝る気さえないじゃない」

 「今から謝って間に合うと思います?」

 謝るとは言うものの、なんに関して謝罪するのかピントがズレている相談者に、愛ちゃんがピシャリ。

 「なんで(口うるさく)言ったの? 不安だからなんだよ。ホントは『ホントはアナタに捨てられてひとりになることが怖かったからです』って言えば分かってくれるかもしれないよ」「自分のプライドも守りつつ、相手を責める以外、方法を持たなかった人だったのよ」

 今井通子が引き取る。

 「とりあえず、『さるところに相談した結果、どうも私の方がいろいろわがまま言ってたみたいなので、今回はちょっと待ってください』って」

 「なんかその、一昨日の話し合いの時もそんなようなことを私が言ったら……」

 この後、グダグダと言い訳が続く。なんだかんだと理由を付けて素直に頭を下げようとしない相談者に、今井通子もあきれ気味に。

 「今のアナタの言いよう聞いてたらやっぱり無理かも。ああ言えばこう言うみたいな感じになっちゃうじゃないですか。そういうケンカの仕方しちゃうと絶対無理だと思う」

 夫の飲み歩き以上に、高級クラブへ行っていることをイヤがっているように見える相談者。それは「誰かに取られるんじゃないかという不安」からだと指摘。そういう弱味をちゃんと見せてあやまった方がいいとアドバイスした。

 “夜の接待”が多すぎる夫(とはいえ週2〜3回だが)と、「共働きは困る」と言いながら夫の付き合いに口を出す妻。どっちもどっちという感じもする。

 本気の離婚話が出るほどの問題とは思えないのだが、今井通子たちの言うように「夫に捨てられたら……」という不安感が相談者のうっとうしさを増大させ、夫をうんざりさせてしまっているのだろう。

 「テレフォン人生相談」でもよく言われていることだが、隠し貯金でもなんでもして、「離婚したとしてもなんとかなる経済的余裕」を持つことが、平穏に夫婦生活を送る秘訣(ひけつ)なのかもしれない。


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