サービス終了前のバーチャル世界に久しぶりにアクセス 思わぬものを見つけた漫画が少し切なくて心温まる(1/2 ページ)
秘密の抜け道を抜けた先には……?
Web上のバーチャルな町を久々に訪ねたら、いつの間にか思い出の場所が忠実に再現されていた――。終了目前のサービスで起きた不思議な出来事を描く創作漫画が、心温まるとTwitterで好評です。作者は漫画家の伊藤正臣(@itoomi)さん。
Webサービス「クラフトシティーズ」の終了を、勤務先の形成外科で知る主人公の中野。それはブロックを積んで建物等を作って本物そっくりの「歩ける3D地図」を構築する、まるでGoogleストリートビューを世界中のユーザーで作り上げるような壮大な企画でした。
懐かしさで数年ぶりにログインしてみたところ、故郷の公園で自分の作った滑り台を発見。昔語りをしながらいじり回しているうちに、中野は不思議なことに気付きます。公園の脇に、子どものころよく一緒に遊んだ幼なじみの女の子、コハクと自分しか知らない秘密の抜け道まで作り込まれていたのです。
思いがけぬ風景の出現に、中野はかつて抜け道の先で体験した、コハクとのつらい思い出を回想します。自分が意地を張ったせいで、彼女が顔に大ケガを負ってしまったのです。
傷跡がもとでいじめに遭ったコハクは、やがて不登校に。中野は中学から高校時代まで毎日、責任感と好意から彼女を励まそうと訪問していましたが、一向に会えませんでした。
そこで家族を介して勧めてみたのがクラフトシティーズ。この試みは、コミュニケーションの手段としてはうまくいきませんでしたが、彼女は地道に町作りを続けていたようです。
きっとコハクが再現したのであろう、2人の思い出の場所。たどり着いた先に、中野は何を見るのか……? 結末はぜひ、漫画でご覧ください。
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これは現実になりそう。
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