ニュース
» 2020年11月19日 18時00分 公開

【限界徹夜の体験談】絵がうまくなりたくて初めての同人誌制作→徹夜3日間でお風呂で2回死にかけた、というお話(1/2 ページ)

眠気覚ましの定番にして危険なスポット、お風呂。

[ねとらぼ]

 「徹夜はやめとけ」「寝たほうが良い」とよく言われますが、なぜなのか。それを考えるために、ねとらぼ読者から「限界まで徹夜でしてアカンことになった体験談」を聞いてみようという連載企画です。今回は「同人誌の締切に追われて3日間徹夜、お風呂で2回死にかけた」というお話を伺いました。

徹夜中のもっとも危険な罠、それは「風呂リセ」



 20代後半のとき「絵がうまくなりたい」というだけの理由で、それまでマンガを描いたこともなかったのに同人即売会に申し込み、おまけにうっかり受かってしまい、極道入稿(※)直前の3日間、徹夜しました。そのあいだにお風呂で2回死にかけました。

※極道入稿:同人用語。締切を過ぎて印刷所に入稿することなどを指す。

―― 「どうして申し込んでしまったのか」とか「なぜ3日間で2回も死にかけてるのか」とかいろいろ気になるのですが、順番にお願いします。

 当時、私は下手くそながら一枚絵を描いてネット上にあげていたのですが、「いや、やっぱマンガ描かなきゃうまくならないだろ! で、マンガを描くならイベント出なきゃ!」と勝手に思い込んで、知り合いの絵師を引き込んでサークルを立ち上げました。

 東方Projectの二次創作をすることに決め、同人誌制作は1カ月前からスタート。「週刊の漫画家だっているんだから、自分たちだってできる!!」と、今思えばなめきっていました。

 15日くらいかけてストーリーを練り、次はネーム。「1日で終わるだろう」とタカをくくっていたのですが、全く終わりません。「どうコマを割ればいいのか」「ネームには何を書けばいいのか」というところから分からなかったんです。

 さらに、ネームしたものをそのページだけペン入れしてしまって、後から「あ、やっぱ違う」とネームから描き直すという、アホみたいに非効率なこともしていました。

―― 本当の本当に描いたことがなかったんですね。

 1ページのペン入れに2日くらいかかるのに残り1週間の時点で13ページくらい残っていて、「これ終わったわ……」と虚空を見上げていたのを覚えています。

 しかし、「自分が原稿を落とす=他の絵師仲間をこんな地獄に巻き込んだ当事者が逃げだす」だったため、ここは何が何でもと思って、「風呂リセ」をすることにしました。

―― 風呂リセ?

 ネトゲでよく徹夜していた仲間から聞いていた目を覚ます方法で、「眠くなったときに熱い風呂に入って脳をシャッキリさせる」というものです。

 絶対にマネしてはいけないやつだと思うんですけど、輪をかけてアホだった僕は「頭まで熱いお湯に入ったらもっとシャッキリするはず!!」と徹夜1日目、熱い湯船に潜りました。

 10秒くらいで上がるつもりがだんだん意識が遠のいて、お湯をゴボォと飲んで溺れかけました。

 めちゃくちゃ目が覚めました。

―― 良かったですね、死ななくて。

 徹夜3日目の深夜。残り2ページ書きあげればこの地獄から抜けられる、というところまでやってきました。

 ですが、眠気が極限に達していて、もうレッドブルもアリナミンもユンケルも効きません。「もはや最後の手段。めちゃくちゃ熱い風呂リセをやったら目が覚めるのではないか」という状態でした。

 湯船に潜ったら今度こそ死んでしまうと思ったので、フタを半ずらしにした状態で浴槽に入り、もし寝落ちても首がギリギリ引っ掛かるようにして、追いだきしました。

 ところが、目の前がだんだんと白くなって、そのままズルンと頭が滑って浴槽へ。

―― あっ……。

 そのときの衝撃が激しく、目が覚めて「死ぬ!! 死ぬ!!」と上がったのが、溺れかけた2回目です。

―― ちなみに、当初の目的通り絵はうまくなったのでしょうか?

 “絵がうまくなりたいがために、同人イベントに応募してから企画を考える”というデスマーチみたいな方法、このあとも1年間くらい睡眠時間を極限まで削ってやっていました。

 絵は短期間でメキメキと上達しましたが、エナドリの飲み過ぎでちょっとカフェインが入ったものを飲むだけで嘔吐するくらい体調をぶっ壊しました。それから細菌やウイルスにめちゃくちゃ弱くなり、流行時には必ずかかるようになりました。

 絵を全く描かなくなってからけっこうな年数がたちますが、いまだに風邪にかかりやすかったりします。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2112/06/news163.jpg 「普通に頭おかしい」 朝倉未来、一般人のジム乱入に困惑 週刊誌記者をかたっての不可解な訪問へ「マジ迷惑」
  2. /nl/articles/2112/06/news149.jpg 47都道府県の「県章」を仮面ライダーにアレンジ 各地の特色を宿した空想ヒーローに全国特撮ファン大盛り上がり
  3. /nl/articles/2112/06/news136.jpg ファミチキの“袋”の写真だけを淡々とツイートするアカウント「ファミチキへの怒り」が人気 気持ちは確かに分かる
  4. /nl/articles/2112/07/news122.jpg 「美賀君に会えました」大島優子、川栄李奈との2ショットを披露 大河ドラマ共演にファン「すごくないか?」
  5. /nl/articles/2112/06/news140.jpg どういう展開なんだ フワちゃん、有吉弘行からの贈り物で母が懐柔「宝物にする(ハート)」→「娘さんから僕が守ります!」
  6. /nl/articles/2112/06/news141.jpg 柴咲コウ、ヘアドネーションでロングへアから大胆イメチェン クールなショートカット姿に「美人が引き立ちます」
  7. /nl/articles/2112/06/news053.jpg 「竹とトラって、最高に似合っててカッコイイ」 ヘソ天で爆睡するトラに「思ってたのと違う」とツッコミ殺到
  8. /nl/articles/2112/06/news033.jpg 隣人が執拗に「引っ越せ」と嫌がらせをしてくる理由は? その「真実」を描いた漫画に切ない気持ちになる
  9. /nl/articles/2112/06/news051.jpg お風呂に呼ぶ父に息子が「行けるわけなかろーもん」 猫さまとラブラブな光景に「息子さん正しい」と賛同の声
  10. /nl/articles/2112/07/news028.jpg 柴犬の肉厚ほっぺをもんで、手を離すと……? “冬毛のコブ”ができた姿に「ハムスター?」「形状記憶ほっぺ」の声

先週の総合アクセスTOP10

  1. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  2. 高嶋ちさ子、ダウン症の姉とさだまさしのコンサートへ 笑顔あふれる3ショットに「姉妹で素敵」「癒やされました」の声
  3. 「キレッキレ!」「何回見ても笑えるwww」 白柴犬の激しすぎる後ろ足の動きに国内外から大反響
  4. 45キロ減のゆりやんレトリィバァ、劇的変化の“割れたおなか”に驚きの声 「努力の賜物」「昔を思い出せない」
  5. 46歳と18歳の内田有紀、“2人そろって”『STORY』表紙へ 「自分の妹と撮影しているみたい」
  6. ダレノガレ明美、“痩せすぎ”指摘する声に「体絞っていました」 現在は4キロの増量 「ご安心ください」
  7. 渡辺美奈代、公開した自宅リビングが広すぎて“お姫様のお部屋” ゴージャスな部屋へファン「センスまで抜群」
  8. アイドルが「虚偽の発言」「繋がり行為」など複数の違反行為 ファンのため“卒業”を提案するもブロック→解雇へ
  9. 「美男美女の一言」「これぞベストカップル」 高橋英樹&小林亜紀子、“48年前の夫婦ショット”が絵になりすぎる
  10. ゴマキの弟・後藤祐樹、服役中に死去した“母との約束” 「1000万円企画」朝倉未来の計らいで首のタトゥー除去

先月の総合アクセスTOP10

  1. 池田エライザ、 “お腹が出ている”体形を指摘する声へ「気にしていません」 1年前には体重58キロ公表も
  2. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  3. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  4. 清原和博の元妻・亜希、16歳次男のレアショットを公開し反響 「スタイル抜群」「さすがモデルの遺伝子」
  5. 小林麻耶、おいっ子・めいっ子とのハロウィーン3ショットに反響 元気な姿に安堵の声が続々「幸せそうでなにより!」
  6. カエルに普段の50倍のエサをあげた結果…… 100点満点のリアクションに「想像以上で笑った」「癒やされました」
  7. 「左手は…どこ?」「片腕が消えてる」 中川翔子、謎が深まる“心霊疑惑”ショットにファン騒然
  8. 「家ではまともに歩けてない」 広田レオナ、左股関節に原因不明の“炎症” 夫から「凄い老けたと言われてます」
  9. 小林麻耶、髪ばっさりショートボブに「とても軽いです!」 ファンも反応「似合います」「気分も変わりますよね!」
  10. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」