「ヨシ!」 おぉぉアレだ! 会津鉄道で公式「仕事猫」列車運行中 「どうして?」夢コラボ実現にほっこり(1/2 ページ)
安全運行ヨシ! 「乗りに行きたい」「でもどうして……?」会津鉄道に聞きました。
「ヨシ!」 福島県の会津鉄道で、くまみねさんが手がける人気キャラクター「仕事猫」のヘッドマークを掲出した列車が走っています。おぉぉ〜〜!
仕事猫ヘッドマークの車両に遭遇した大垣電鐵(@Series117)さんの投稿にも、「ヨシ!」「どうして……」といった反応が即座に上がり、早速話題になりました。
ヘッドマークに描かれた仕事猫は「ぴーち」くん。「ネコが働く駅」として知られる会津鉄道の芦ノ牧温泉駅(会津若松市)で、実際に“施設長”を務めていたアメリカンカールのネコちゃんです。
ぴーちくんは2020年3月、アトピー性皮膚炎の治療に専念するために退職しましたが、らぶ駅長とともに変わらず愛されており、たまに駅へ遊びに来て元気な姿を見せてくれています。
「少しでも明るい話題を提供できれば」 駅ネコ×仕事猫、公式コラボが実現
このほっこりコラボはどんな背景で実現したのでしょう。会津鉄道と芦ノ牧温泉駅に話を聞きました。
このぴーちくん、以前から仕事猫(現場猫)に似ていると話題になっていました。実際にぴーちくんも、ヘルメットをかぶった仕事猫コスプレを披露しています。
芦ノ牧温泉駅の運営を委託されている「芦ノ牧温泉駅を守る会」広報・営業担当の小林洋介さんが「少しでも明るい話題を提供できれば」とコラボをくまみねさんに相談。くまみねさんも「以前、会津鉄道を利用したことがある」とのことで、快く承諾してくれたといいます。
こうして10月14日の「鉄道の日」関連記念イベントに向け、公式コラボが実現。車両に「ぴーち仕事猫」のヘッドマークが掲出されたのでした。安全運行、ヨシ!
芦ノ牧温泉駅では、記念撮影パネル設置や記念グッズ販売も展開。駅には連日多くの仕事猫ファンが集まっています。SNSでも好評のようで、小林さんも「皆さまに楽しんで頂けているようで何よりです」と話します。
「コロナ禍で地方の観光は非常に深刻なダメージを受けています。Go To トラベルキャンペーンも始まっておりますので、ぜひ、この機会に会津鉄道に乗って旅行していたければと思います」(小林さん)
仕事猫ヘッドマークを掲出する列車は、会津若松〜会津田島間で1日4本運行。会津若松駅7時51分発、12時発、14時59分発、18時6分発。2020年11月30日まで掲出する予定です。
なお、仕事猫記念グッズは会津鉄道のネット店舗「STATION MASTER CAT.」でも販売中。貴重な台紙付き記念きっぷも、会津鉄道の有人駅(6駅)と公式ネット店舗「MOUNT SHOP」で販売しています。
ちなみに仕事猫が生まれた経緯はちょっと複雑で、くまみねさんが2015年に初めてツイートした、電話をしているネコのイラストが元になっています。このネコが何度か話題になるうちに「電話猫」と呼ばれるようになり、工事現場で指さし確認するネコにコラージュされて「ヨシ!」。「現場猫」として愛されるようになりました(関連記事)。
その後、くまみねさん自身が再デザインし、「仕事猫現場」の名前で公式に展開。LINEスタンプや公式グッズも多く登場しています。
(大泉勝彦)
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