筋トレなのに「息をとめるだけ」だと……!? Twitterで話題『力尽き筋トレ』著者インタビュー(1/2 ページ)

心肺機能の強化が期待できるそうです。

» 2020年11月07日 11時00分 公開
[福田瑠千代ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 あお向けに横になり「息をとめるだけ」……。筋トレをするための筋肉がない人でも始められそうな本『力尽き筋トレ』(光文社)がTwitterで評判を呼んでいます。

 運動嫌いでも始めやすいように、極限までハードルを下げたというこの本。読者の力尽き度合いを残りHP「5%」「20%」「60%」「80%」に大別し、4段階のトレーニングを収録しています。「息をとめるだけ」は5%時のもの。

残りHP「5%」のトレーニング

 筋金入りの運動嫌いでもやってみたくなる内容はTwitter上で大ウケ。「私の運動したくなさ舐めてもらったら困るわ と鼻で笑いながらページを開いたら光文社は本気だった」「寝転んで出来るとか座ってできるやつ多くて助かる」「ものぐさな私でも大丈夫そう」と一躍注目を集めました。

 今回はそんな『力尽き筋トレ』の著者、石本哲郎さんにインタビュー。「息をとめるだけで本当に筋トレになるの?」というぶっちゃけた質問から、本を書いたきっかけなどについて聞いてみました。

石本哲郎さん 女性専門パーソナルジムリメイク代表。今回の本『力尽きダイエット』は女性だけでなく、老若男女にオススメとのこと。(Twitter @ishimoto14/Instagram @ishimoto14ブログ

とにかく「筋トレのハードルを下げる」

――息をとめるだけのトレーニングが衝撃でした!

石本 このトレーニングを無理と言われたらもうお手上げです(笑)。

――本では残りHPごとにトレーニングの何度が上がっていくんですね。

石本 残りHP5%は布団の上でできる一番簡単なもの。世界一楽な筋トレといっても効果が無いものは載せられないので、最低でも筋トレやストレッチの効果が得られるものを紹介しています。

トレーニングは残りHPごと

――息をとめるだけでも効果があるのでしょうか?

石本 あります。このトレーニングをなぜ入れたかというと、運動してない人は日常の中で「息が切れる瞬間」がほとんどないから。筋肉も細胞もそうですけど、ストレスとか刺激を感じるから強くなるんですよね。心肺機能も負担をかけることで強くなる。もちろん運動によって息が上がったほうが効果は高いのですが、息をとめるだけでも心肺機能を高める効果は期待できます。

――そもそもどんな読者層を想定して本を作ろうと?

石本 ダイエットしようと思ってるのにお菓子をすぐ食べちゃうような、意思の弱い方たちに寄り添いたいという思いで本を作りました。これまでそうした方を何百、何千と指導してきたんですけど、その中でやっぱり筋トレは大事だなと痛感していたんです。

 筋トレってリターンがめちゃくちゃ大きいのに、みんなやらないですよね。よほど太りすぎたり、お医者さんに厳しいことを言われたりしないとやろうと思わない。それならまずはハードルを下げていくしかないと思ったんです。

――Twitterでも「これならできそう」という声が多いです。

石本 ありがとうございます。エゴサーチはめったにしないのですが、久々に検索してみて「『力尽き筋トレ』買った。まだ読んでないけど明日からやろう」っていうツイートがすごく面白くて(笑)。こういう方が買ってくれただけでもうれしいです。

 もしかしたらこういう方はやるのが1週間後や1カ月後かもしれないですが、1カ月後に1ページ目を開けただけでも1歩目の階段を上がったことになると思います。それだけでも本を書いた意味があるかなと。

残りHP「5%」のトレーニング

筋トレは最強の健康法

――筋トレはそれだけ重要ということですか。

石本 とにかく費用対効果がはんぱじゃないので、やる気や根性の無い人こそ筋トレするべきです。世の中には健康に関係するものが一杯あります。「和食」「スーパーフード」「しっかり寝る」「有酸素運動」「ヨガ」「ピラティス」「ボクササイズ」……その中でも一番良いのが筋トレ。解剖学、栄養学、いろんなものを勉強してきて、トレーナーとして大勢を指導してきて、この結論にたどり着きました。

――苦しくない運動だとウォーキングなどもありますが。

石本 ウォーキングだと筋肉もつかないし骨密度も上がらないし、心肺機能も上がらない。ウォーキングを1時間やるくらいだったら5分の腹筋でもやってほしい。「力尽き筋トレ」はめちゃくちゃゆるいですが、ただ歩くよりはよほど効果がありますよ。

 筋トレは代謝を上げるとか、骨密度を上げるとか、成長ホルモンの促進とか全てにおいてのメリットが最上位なんですよ。これに勝てるものはない。

――筋トレ最強論……!

残りHP「20%」のトレーニング
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた