普段料理をしない夫に、2晩の夕飯作りを任せるとどうなる? 西友の「料理を手間抜きに。」キャンペーンにじんわり(1/2 ページ)
「料理」という家事は“調理”だけじゃない。
スーパーの西友は11月18日、「料理を手間抜きに。」キャンペーンをスタートしました。毎日の料理に対して「料理に手抜きなんてない」とし、“手間抜き”として「総菜」という選択肢を提案するものです。
「する人」「しない人」で料理に対する考え方が違う
西友が9月に実施したインターネットアンケート(20代〜70代の男女3416人を対象)によると、「毎日(週7日)料理をする人」と「全くしない人」で、料理に関する価値観が大きく異なることがわかったといいます。
毎日料理をする人は、72.9%が「料理をすることはとても/やや大変」と思っており、かつ66.1%が「料理をすることから逃げたくなったり、誰かに任せたいと思うことがある」と回答しています。また、毎日料理をする人が負担に思っていることトップ3は「献立を考えること」「後片付けが面倒」「買い物に行くこと」でした。
一方で、料理を全くしない人の52.0%が「料理は手作りが正解であるという価値観に共感ができる」、72.6%が「総菜より手作りの方が愛情を感じるという価値観に共感できる」と回答しています。
新型コロナウイルス感染症により、自炊をする人や自炊の頻度が上がった人が増えています。こうした状況を西友は「家で食事をする機会も増えたことで、毎日料理を作ることの負担も高まっています。ところが、普段あまり料理をしない人にはその大変さがいまいちよくわからず誤解をされがち。それが、家族のために一生懸命料理を作っている人のストレスにもなっています」とコメントしています。
2晩の夕飯作りを任せるとどうなる?
キャンペーンに合わせて公開された動画「食卓の誤解」では、普段自炊はほぼ100%妻が担当している2組の家族が登場。夫が料理研究家の若菜まりえさんとジョーさん。のアドバイスを受けながら夕飯づくりを2夜にわたって行います。
動画では、夕飯づくりが「調理する」だけではなく、「献立を考える」「買い物をする」「70分以内で調理する」「片づけをする」という一連の家事であることが描かれています。「冷蔵庫の中の食材の在庫を考えながら献立を組み立てる」「子どもの『おなかすいたー』という声を浴びながら作る」というところまで含めて“料理”と思わせられるシーンもあります。
「決して料理をしないことを責められてると受け取らないで欲しくて、この作業が365日毎日のように続くということを知ってもらうだけでも、ちょっと何かが変わるんじゃないかと思っています」「台所に立ってる時点で手抜きということはないと思っています」という動画内のジョーさん。の言葉のように、「手作りする」以外の選択肢を提案するキャンペーン。味の素冷凍食品やチキンラーメンひよこちゃんのTwitterアカウントも賛同を示しています。
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