「また売れなかったらどうしよう」 「ピノやみつきアーモンド味」けなげな新聞広告に応援の声多数届く(1/2 ページ)
「背水のピノ」というパワーワードも誕生。
森永乳業は11月23日に「ピノやみつきアーモンド味」を期間限定で全国発売しました。これに伴い北海道地区で新聞広告を掲載したのですが、その内容と公式のツイートがなんとも後ろ向きなものとなっています。いったいどうしてしまったのでしょうか。
ひと口タイプのアイス「ピノ」は1976年に発売されたロングセラー商品。アーモンド味は「ピノ チョコアソート」フレーバーの1つとして1992年に初登場しました。
同社によるとアーモンド味は約3日に1件のペースで「数を増やしてほしい」「単独の商品を発売してほしい」という声が寄せられるほど人気のフレーバーとのこと(2019年1月1日〜12月27日の集計)。そんな人気の味が発売されるのだからもっとテンションが高くてもいいはずなのに、広告のタイトルは「また売れなかったらどうしよう」という後ろ向きなものとなっていました。
実は「ピノアーモンド味」には、22年前に北海道でテスト販売されていたという過去を持ちます。多くの人の声を受けて商品化したにもかかわらず、売り上げが伸びずトラウマと在庫が残ってしまいました。
今回の商品は、改良に改良を重ねて「つぶつぶローストアーモンド」を加えた新味。文中にある「背水のピノ」というパワーワードや「#ピノアーモンドちゃんと買ったよ」というハッシュタグからも、新製品にかける思いが伝わってきます。
ツイートを見た人からは、アーモンド味発売に対する喜びの声や広告への応援、「早速買ったよ」という報告などが寄せられています。
ちなみに森永乳業のアナウンスの前に文春オンラインに掲載されたPR記事や、公式Twitterが「一部報道について」「ピノアーモンド味の独立に関するご報告」というツイートをしたことでも話題になりました。
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