「今年は正月帰りません」 実家で“お客さん”扱いにモヤモヤ……娘が帰省しない理由を描いた漫画がしみる
解き放ってくれたのは、本当は帰ってきてほしかったであろう父の言葉。
» 2020年12月03日 07時30分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
今年の正月は帰省しないと決めたものの、楽しみに待っているであう家族を思うと後ろめたい――。そんな葛藤を描いた漫画「今年は正月帰りません。」が、切なくてグッときます。作者はTwitterで漫画や餃子情報を発信しているチャン・メイ(@masondixon402)さん。
主人公のマキは、東京で独り暮らし。意を決して「今年は帰省しない」と、恐る恐る両親に電話で伝えます。
親は驚きながらも受け入れてくれたようで、代わりに自分らが東京に来ると返答。罪悪感を振り切ってやっと伝えられたのに、マキは胸のつかえがとれません。
その一因は、前回帰省したときの様子。思いを馳せると、娘の好物や良いお酒など、ごちそうをどっさり用意して歓迎する両親が浮かびます。この盛大なもてなしが、本来家族であるマキを「この家のお客さん」扱いしているように感じさせ、心を曇らせていたのでした。
そんなモヤモヤを抱えたままマキは新年を迎え、上京してきた両親としゃれたレストランで会食。父に「こんないい店があるなら、帰って来られないのも納得」などと冗談交じりに言われ、「ご、めん。帰らんくて」と、言葉を詰まらせながら謝ります。
涙ぐむ娘を見て、父親は優しく「正月は、みんなでうまい飯食えたらそんでええねん」とひと言。「あとはなんも考えんでええのが正月や」となだめます。
父親のかけた優しい言葉に、マキの心はようやくほどけた様子。心の中で「ごめんって言って、ごめんね、お父さん。ただいま」と、つぶやくのでした。
作品提供:チャン・メイ(@masondixon402)さん
advertisement
関連記事
- 疲れ切って帰った実家で感じた母の優しさ 忘れられない帰省の思い出描く漫画に実家に帰りたくなる
だたそこに居させてくれる場所がある幸せ。 - 「92歳、あと何度会えるんだろう」 コロナ禍で帰省できなくておばあちゃんに会えない漫画が胸に来る
コロナ禍で地元に帰れない青年の思いを描いたお話です。 - 大人になってもお菓子やおこづかいをくれるおばあちゃん その理由を思う漫画に涙がじんわり
おばあちゃんに会いたくなる。 - 子どものころ“肌に絵の入ったおじさん”に水をまいたことも…… 銭湯だった実家の思い出漫画
全裸の覚醒剤中毒者が店に飛び込んできた話。 - 空き家に不法侵入する女子高生、そのワケは…… 家と思い出を描いた漫画が心にじわりと響く
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
“緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
-
秋葉原のトレカ店が“買い占め被害” 近隣店とその常連客が共謀し“全口購入の人員確保” 「大変遺憾で残念な限り」
-
食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
-
「コレ入れると草が生えない」 外構工事のプロがやっている“究極の雑草対策”に注目
-
義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
-
100均レースを小さなハギレでリメイクしたら…… 予想がつかない大変身に「素晴らしい発想」「やってみたい!!」
-
「嘘でしょ!?」 大食いタレント、ロケ中に私物紛失→1カ月後に奇跡的に発見される「SNSの拡散力侮れない」
-
お迎え当時はシュっと凛々しかった子猫、現在は…… 予想を超えた“大変貌”に「みんなが幸せになる姿」「うちの子も……」
-
【今日の計算】「7÷7×7÷7」を計算せよ
-
「エグいイキリたっておる!」 巨大台風接近→とんでもないことになった気象用具に大反響 「なにこれすごい」
先週の総合アクセスTOP10
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
- 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
- 友人にメダカと睡蓮をあげる→3年後に見に行くと…… 想像を超える“楽園”に「こんなに……!?」「めちゃくちゃ綺麗」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
- 「24時間テレビ」ラストスパートでのやす子へのわいせつ行為に非難 「胸触りにいってる」「気持ちが悪い」
- 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
- 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
- 300円で購入した格安熱帯魚を、1年じっくり育てたら……宝石に化けた「価格に見合わない」激変に「ダイヤ感出て綺麗」「ラメがすごい」
- 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
先月の総合アクセスTOP10
- 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
- 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
- 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
- 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
- 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
- ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
- 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
- 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」