「今年の顔文字大賞2020」を「Simeji」が発表 1位はやっぱり「ぴえん」
今年は「ネガティブの昇華」が特徴。
日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」が、「Simeji 今年の顔文字大賞2020」を発表。投票総数7000件超から選ばれた顔文字は「ぴえん」でした。
「Simeji」ユーザーからは「令和版『あはれ』」「自分の感情をあざと可愛く表せるから」というコメントもあった「ぴえん」。「悲しみ」の気持ちの表現を「かわいさ」へと置き換えたもので、「Simeji」スタッフは「コミュニケーションの成熟を感じさせられる」と評しています。
第2位はウイルスにパンチをお見舞いする顔文字「ころな」。新型コロナウイルスにより自粛を求められた1年。「早く収束して欲しい」「終わりがみえないのでせめてグーパンチしたい!!」と、ユーザーからはなるべく早い収束を願う声が寄せられていました。また、「コロナのせいで色々潰れてしまったので、パンチしたくなる気持ちになる」と、自粛によりイベントやレジャーが楽しめない怒りを、せめてかわいく、面白く表現したというようなコメントも。
第3位の「ほげ」も「分からない」という気持ちを「かわいく」表した絵文字。「自分の都合が悪い時に使いやすい上に、相手をあまり怒らせないから」「可愛らしさもありつつイラッとさせずに送れると思ったから」など、相手へのリアクションが難しい気まずい状況を、人間関係を悪くせずやり過ごしたいという意図もうかがえます。
そして、第4位にランクインしたのは「ちゅう」です。「感謝、喜び、ラブ、大好き、ありがとう、最高…など たくさんの意味で使っています」「おねだりする時に使う」など、幅広い意味でつかわれるほか、「コロナで会えない時に文章の最後に、会えない切なさを絵文字で伝えた」など、今年ならではのコメントもありました。
「Simeji」スタッフは2020年の結果を振り返り、支持された絵文字には「悲しみ」「分からない」などネガティブな感情をかわいさに転換する「ネガティブの昇華」という傾向があるとし、長く自粛期間が求められらた環境下でも「洗練されたテキストコミュニケーションが開花しているようだ」と述べています。
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12月15日に表彰式が行われ、年間大賞が選出されます。
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