大作ゲーム「サイバーパンク2077」の利用規約が話題に 「ヤバいことはするなよ」世界観に準じた要約文が楽しい
プレインストールの時点で起動を試みると、キアヌ・リーブス演じるキャラクターにたしなめられるなんて遊びも。
» 2020年12月08日 23時05分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
大作オープンワールドゲーム「サイバーパンク2077」(PlayStation 4、Xbox One、PC)が、いよいよ12月10日発売。直前に公開されたライセンス同意書が、「利用規約から楽しめるゲームがいまだかつて存在しただろうか」と注目を集めています。文体や構成が世界観に準じていて、読み物として面白い。
「こんにちは! サイバーパンク2077に興味を持って頂き、ありがとうございます」と、同意書のページはフレンドリーにスタート。「お客様がやっていいこと(および、やってはダメなこと)を説明しています」と平易に説明したうえで、法的拘束力を持つ全文に加え、「法律用語の解釈に詳しい、ナイトシティ在住の生粋のサイバーパンクが書いた」とする、「理解に役立つ非公式の要約バージョン」を盛り込んだと伝えます。もう前書きの時点でだいぶノリノリ。
そしてこの要約バージョンがかなり秀逸。
- 「会社の側としては、サイバーパンク2077 の動作に関しては、君たちに責任を押し付けることはない」
- 「だが、本当にやっかいなトラブルが持ち上がり、おまけにこの同意書に違反してトラブルの原因を作ったのが君たちである場合には、会社は君たちに『賠償』を求めることもある」
- 「だから俺からも、『ヤバいことはするなよ』とアドバイスはしておく」
など、世界観に即したクセの強い文体で、規約の要点を分かりやすく伝えてくれます。とかく読み飛ばされがちな規約文も、これならもっと読まれそう。
発売前から楽しめる「サイバーパンク2077」はダウンロード版のプレ配信が始まっており、予約購入者は既にインストールが可能。PC版では発売日前に起動を試みると、キアヌ・リーブスが演じるキャラクター「ジョニー・シルヴァーハンド」から「まだ12月10日じゃないぞ」と、メッセージでたしなめられます。作り手がとことん遊んでる……!
ランチャーやショートカットから起動すると、「Go back to sleep, Samurai. It's not December 10th yet!」(寝てろよサムライ。まだ12月10日じゃないぞ!)と、キアヌ様からおしかりの言葉が
キアヌ・リーブスが演じるジョニーは伝説のアーティスト。もう1人の主人公とも言われています
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メーカーは新作「CYBERPUNK 2077」を予定しており、他者に「CYBERPUNK」の商標を取られ、続編が命名しにくくなることを懸念しての商標登録と説明しています。
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