「息を吹きかける」「紙を挟む」 バグったファミコンをつける思い出漫画にさまざまなローカル“おまじない”集う(1/2 ページ)
微妙にバグったまま遊べたりすることも。
任天堂が1983年に発売したゲームハード「ファミコン」の“つけかた”について描いた漫画が、懐かしさあふれています。接触の悪いファミコンVS少年たち、終わりなき因縁の戦い……!
ファミコンは古いソフトで遊ぼうと思った場合、よく接触不良にバグった画面が表示され遊べないことがありました(まれにバグった画面のまま遊べてしまうことも)。これを直すため、全国の子どもたちはさまざまな方法を編み出していったのです。
最もメジャーな方法が、カセットの端子に息を吹きかけるというもの。端子部分に付いたごみやホコリを取ることで接触を良くするため全国で行われていた儀式のようなものであり、そこそこ効果がありました。ただし、端子を酸化させたしまうため、現在この方法は推奨されていません。
また、この息吹きかけでもダメなときはダメで、「『君で遊びたい』気持ちを込めて息を吹きかける」「本体の差し込み部分にも吹きかける」というおまじない的な技に頼ることも。まあ、当然ダメなときはダメなのですが……。
そんな中、接触不良が原因であることを理解しており、本体とカセットの隙間に折った紙を挟んで圧迫し接触を改善させる、という高度な技を使う子も。すごい。荒技ながら、カセットの仕組みをちゃんと活用しています。
この漫画にネット上では、「目に見えるほこりは綿棒で優しく取るべし」「端子を鉛筆で塗ってました」「カセットを少し斜めにすると遊びがなくなって点きやすいのもありました」「僕の周りには息を吹きかける。リセット連打。本体を逆さにして降る。という原始人しかいませんでした」「バグった時は、ひたすらキレ散らかしてました……」といったさまざまなローカルテクニック(?)が寄せられていました。
この漫画を公開したのは、仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。さまざまな懐かしい思い出を描いた漫画を公開しています。
画像提供:仲曽良ハミさん(@nakasorahami)
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