『SFマガジン』であの「百合特集」が2年ぶり復活 前回は「溶けるように予約在庫が消えた」神企画(1/2 ページ)
多彩な書き手によるコンテンツが盛りだくさんです。
あの百合特集が帰ってきました! 早川書房の『SFマガジン』史上初の3刷となった、2018年の百合特集から2年。「より広く深く百合とSFを編んでいく総力特集」ということで、12月25日発売の『SFマガジン』2021年2月号の特集は「百合特集2021」です。合計200ページに迫る最大ボリュームの特集で、雑誌自体も64ページ増の特別増大号とのこと。
同特集では、2021年1月より放送開始予定のアニメ「裏世界ピクニック」について、監督・佐藤卓哉さん&原作者・宮澤伊織さんの対談と、声優の花守ゆみりさん&茅野愛衣さんのインタビューを掲載。「くねくね」や「八尺様」といった都市伝説の怪異がひしめく「裏世界」を巡る物語がどう映像化されるのか、期待が高まります。
さらに、特集小説、コミック、詩、インタビュー、エッセイなどのコンテンツもめじろ押しです。小説は斜線堂有紀さんの「回樹」の扉絵を「アクタージュ」の宇佐崎しろさんが担当、届木ウカさんの「貴女が私を人間にしてくれた」の扉絵をなおいまいさん、小野美由紀さんの「身体を売ること」の扉絵を網中いづるさん、櫻木みわさん×李琴峰さんの共作「湖底の炎」の扉絵を結布さんが担当しています。
特集エッセイは、『少女小説ガイド』の嵯峨景子さんによる「血を吐くように愛を叫ぶ――少女小説家・伊澤みゆきの衝撃」と、『「百合映画」完全ガイド』の将来の終わりさんによる「百合映画2020最前線」。このほか、百合専門ニュースサイト「百合ナビ」管理人ふりっぺさんへのインタビューや、第2回百合文芸小説コンテスト受賞作も掲載されます。
今回の特集について、担当編集の溝口力丸さんにお話を伺ったところ、大変熱いコメントをいただきました。
――前回の百合特集号は3刷となるなど大きな話題となりました。当時、どのような反響がありましたか?
溝口:当時は「百合が爆発した」という表現を使いましたが、本当に告知の瞬間から溶けるように予約在庫が消えて、読みたい方へ届けきるのが大変でした。
SFと百合という2つのジャンルに興味のある、潜在的な読者が多かったのだと思います。このときの反響が百合SFアンソロジー『アステリズムに花束を』や、特集に参加していた伴名練さんの単著『なめらかな世界と、その敵』などの刊行へとつながっていき、その潮流は現在も続いています。
――今回、再び百合特集号を組まれるということで、 前回の反響を踏まえ、どのようなことを意識して企画されましたか?
溝口:前回なぜあそこまでご好評いただけたかを振り返り、継続と拡大の重要さを再考したうえで、絶対に前と同じような特集にはしない、と意識しています。そうでなければ、この2年間何をしていたのか、という話になってしまうので。
次号は雑誌全体で64ページ増やしましたし、特集以外の記事も含めて、誌面の構成には何重にもコンセプトを取り入れました。ただ、今回はそれを明かすことはしないつもりです。担当編集が語る意図だけが「正解」になってほしくはないというか、それを軽々と超えていく内容になったと思います。
まずは何より1冊通して読んでいただいて、何らかの熱を受け取っていただければうれしいなと思っています。あと、通販用の在庫はめちゃめちゃに増やしました。年末年始のカート落ちは地獄です。
また、百合特集以外では、伴名練さんらによる海外SFやアンソロジーに関するエッセイ等が掲載されるほか、木澤佐登志さんによる新連載も始まります。発売日が待ち遠しい……!
『SFマガジン』2021年2月号の価格は1595円(税込)で、全国の書店、オンラインショップなどで販売されます。
その他掲載作品抜粋
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
-
誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
-
プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
-
1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
-
メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
-
子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
-
ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」