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» 2020年12月30日 08時30分 公開

おじいさんが毎週食べるスイーツの陰に悲しい理由 漫画「木曜日のオレンジケーキ」にしんみり(1/2 ページ)

苦手な甘物が思い出させる、幸せだったあの日。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 毎週木曜日の午後、人気店のケーキでお茶をするおじいさんの漫画「木曜日のオレンジケーキ」が味わい深いです。ゆったりしたひとときの裏側にある、悲しい思いが切ない。


アイキャッチ おじいさんが無理して毎週食べる理由とは?


 木曜限定販売のケーキを苦労して手に入れ、習慣のティータイムを始めるおじいさん。しかしその目はどこか寂しげで、せっかくのケーキも半分しか食べられません。


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 そんななか思い出すのは、入院中の妻を訪ねたあの日。お見舞いの品は例のオレンジケーキ。彼女は全部食べられず、残り半分はおじいさんが食べていたのです。甘いものは苦手なのに、「毎週木曜だけなら」と無理して。


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 「……そうだ、わしは甘いものなど好きでは……」と、我に返るおじいさん。流した涙が死別を物語るなか、残ったケーキを孫娘が喜んでほおばり、物語は幕を閉じました。読者からは、「また一緒に食べてくれる人ができて良かったですね」「半分こは当分続きそう」といった感想が寄せられています。

 作者の猫オルガン(@applebeesong2)さんは、Twitterで多くの漫画を公開。ペーソスを感じさせる作風と、個々の作品が微妙にリンクする試みが特徴で、過去作「ブルーの構図のブルース」では、おじいさんたちのもう1つの物語が読めます。


作品提供:猫オルガン(@applebeesong2)さん


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