「あの頃 キラキラは全部ここにつまってた」 2000年代女児をとりこにした「サン宝石」の思い出を描いた漫画に懐かしさが止まらない(1/2 ページ)
女児の心を掴んで離さなかった神ブランド。
エンドレスバブ(@endlessbabu1)さんがTwitterで連載中の「2000年代女児のおもいで」を描いた漫画が、ねとらぼGirlSideで読めるようになりました!
心の奥にしまっていたキュンとした気持ちが懐かしさとともに迫りくるコミックエッセイをどうぞお楽しみください。
サン宝石 だいすき
子どもの頃、お母さんの作るココアが大好きだったバブさんと妹のポポミさん。しかし、2人の楽しみはココアの味だけではありませんでした。その楽しみとは、ココアを飲み終わったマグカップを口の周りに当て、思いっきり息を吸い込み、スポン!と取り外すこと。口の周りにできる丸い跡が面白くてたまらず、2人はこの遊びを繰り返していました。
しかし、そこにやってきたお母さんは「2人ともなにしてるのっ」の言葉でこの遊びはあえなく終了します。
実は、明日は大事なお出かけ。2人も前髪を切り、身だしなみを整えなければいけなかったのです。伸びてきた前髪をお母さんに切ってもらうことになった2人は、「ぱっつんはイヤ!」「まんがみたいにギザギザでちょーっとだけ長めにしたいのっ…」とお願いするも、結局いつもと同じ短めのぱっつん前髪になってしまいます。
「ママの…うそつきっ」「ギザギザって言ったじゃん」と泣きながら訴えるバブさんでしたが、お母さんは「まずはおちついて…」といたって冷静。
ご機嫌ななめの2人に「いいものが届いてるんだから…」とお母さんが取り出したのは2人が注文していた「サン宝石」のアクセサリーでした。サン宝石は、女児御用達の老舗ファンシーショップ。当時は漫画雑誌に通販用のハガキがついており、ヘアゴムやブレスレットなどのアクセサリーを注文できたのです。
箱に詰まったキラキラのアクセサリーに、「かわいいっ」「前髪なんてもうどうでもいいや」と熱中する2人。これを見越して先に前髪を切ったお母さん、さすがです。
翌朝、お出かけのために届いたばかりのサン宝石のアクセサリーを装備しておめかししたバブさんとポポミさん。しかし、その口元にはマグカップの丸い跡がくっきりと残ってしまっていたのでした……。
「送料無料にするために、妹と協力プレイで、貯めたお小遣いを出し合ってました」というバブさん。ハガキで注文するため届くのが遅く、届く頃には「…あれ?コレ買ったっけ?」みたいなことがよくあったとのこと。今見ると価格も非常に安いのですが、当時はカタログを見ながらどれを買うか悩みに悩んで決めていたという人も多いのではないでしょうか。
なお、サン宝石は現在も通販事業を続けており、オリジナルキャラクターの「ほっぺちゃん」などが人気を集めています。
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