人から注目されないと“死” 過酷な世界で消滅しそうな少女を救おうとする少年の漫画が心に刺さる(1/2 ページ)

認知度が下がると存在できなくなる、奇妙で過酷な世界が舞台のお話。

» 2021年01月19日 21時00分 公開
[Tomoねとらぼ]

 注目されていないと存在が消えてしまう、認知度が全ての世界を舞台にした漫画「末期認知病」が、「名作」「最高」と好評を博しています。作者はWebで漫画を公開しているラブ(@kantyo4545)さん。

消滅しそうな未羽を助けようとするケンですが……

 舞台は「人に知られることだけが掟」で、認知度が下がると存在が消滅してしまう世界。人々が目立つために過激な行為に走る中で、15歳の少女、未羽は「目立ちたくない」と注目を拒み、存在を確立できなくなりつつありました。

「目立ちたくない」未羽は消滅の危機に

 未羽の友達のケンは、どうにかして彼女の認知度を高めようと、あの手この手で自分のネット配信に出演させようとします。ロボット研究家を父に持つケンは、小学生のころ、ロボットが起こした事件のとばっちりでいじめられていました。未羽に自作ロボットをほめられたことで救われた彼は、未羽をどうしても助けたいと思っています。

小学生のころ、いじめられていたケンを救ったのは未羽だった

 しかし、目立つために露出狂になるよう親に強いられていた未羽は、注目されることを受け入れられません。ケンの配信に強引に出演させられることも嫌がり、自分で自分の存在さえ拒んでしまいます。

 このままではあと1カ月も持たないという未羽。医師は彼女の存在をなくさないために、“バカになる薬”を投与しようとします。それを知った未羽は、「こんな世界で生き殺しにされるなんて絶対にいやだ」と死を決意しますが……。


 どうしても未羽を救いたいケンと、たとえ消えてもケンの記憶に残ればいいという未羽。過酷な世界で傷ついた2人の絆にグッときます。ケンがいじめられる原因となり、また未羽と引き合わせるきっかけになったロボットが彼女を救う決め手になるのも熱い……! 読者からも「世界観とか未羽ちゃんとケンの関係性、彼らを取り巻く環境など全てが最高で…」「マジで面白いから困る」「続きが見たい」と好評です。

 ラブさんはTwitterやジャンプルーキーニコニコ静画で創作漫画を公開。2020年12月にはジャンプ+連載争奪ランキングで上位に入り、連載権を獲得しています。

画像提供:ラブ(@kantyo4545)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」