【大人だけど子ども向けアニメファンインタビュー】20年以上「クレヨンしんちゃん」を見続けて感じた“しんのすけのカッコよさ”

「他人への接し方のメリハリがあって、人付き合いがうまい子」と思うように。

» 2021年02月20日 11時30分 公開
[今藤祐馬ねとらぼ]


 「あの作品はいいぞ」と語られるアニメは数あれど、意外と注目されないのが子ども向けアニメ。どれだけメジャーな作品でも、ほとんどの人たちが成長過程で“卒業”してしまうからかもしれません。そこで本記事は「10年以上、子ども向けアニメを見続けている人」に作品の魅力などを伺う読者募集企画。

 今回は「クレヨンしんちゃん」を約20年間見続けている方にお話を聞きました。

大人だけど“むしろアニメ版が好き”なクレしんファン

 当方27歳女(取材時点)で、おそらく22年くらい「クレヨンしんちゃん」を見続けています。わりとポピュラーな気もしますが、同年代のなかでは「しんちゃん」に詳しい部類に入ると思います。

※編集部注:ちなみに放送開始は1992年。30年ちかく放送されている長寿アニメの3分の2くらいを見てきたことになる

 気付いたときには「毎週金曜日19時半は『クレヨンしんちゃん』」というルーティンができていて、実家では今でも毎週録画しています(笑)。

 一話完結で、見やすいのが大きいかもしれません。20歳を超えてからも、化粧したりご飯を食べたりしながら視聴し続けています。

ーー 子どものころと現在で、印象が変わったところは?

 小さいころは「しんちゃん=今で言う『あたおか』の部類で笑わせてくれる面白い子」という印象だったのですが、集団生活の中で人間関係を学んでからは、「他人への接し方のメリハリがあって、人付き合いがうまい子」と思うようになりました。

 例えば、普段は風間くんとかに嫌われてもおかしくないようなことをしていますけど、彼がピンチのときには助けにいくようなところがあるんです。

 私も「普段はおちゃらけているけど、困っている人がいたら助けてあげられるカッコいい人になりたい!」と思いました。しんちゃんはあまり勉強になるような行動はしませんが、そこは良い意味でギャップですね。

―― 大人の中には「映画のクレしんはいいぞ」と言う方もいますが、テレビ版と劇場版、どちらが好きですか?

 断然テレビ版です! 映画1本をちゃんと見る時間がなかなか確保できないというのもありますが、映画版は全体的に暗い内容が多くて。

 ただ「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は「人生で2回見てほしい映画」ナンバーワンです!! 私は大人になって「あのころは楽しかったなあ」と懐かしむ気持ちが理解できるようになってから見直したら、大きく印象が変わりました。

※編集部注:21世紀が始まった2001年に劇場公開された『オトナ帝国の逆襲』は「過去の思い出にしがみつき21世紀を破壊するオトナ帝国が、未来を信じ21世紀を求める子どもたちを襲う」というストーリー。ある程度成長しないと「オトナ帝国」側の気持ちは分からないかも

 あと、「爆睡!ユメミーワールド大突撃」(2016年劇場公開)はぜひ反抗期の方に見ておいてもらいたい作品です(笑)。みさえの母親としてのカッコよさがにじみ出ている作品で、大人になってから「母親がどれほど子どもを思っているのか」が分かるようになると思います。

―― なかなか時間が取れないと言いつつもけっこう見てるみたいですね、劇場版。

 取りあえずクレヨンしんちゃん最高です!!!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた