ニュース
» 2021年01月30日 16時00分 公開

「駅長に怒られるまで」「阪神・巨人のようなもの」 神戸・新開地駅のエスカレーターに設置されているPOPが2度見不可避すぎる 設置のワケは?

普通の会話に見えますが……?

[大泉勝彦,ねとらぼ]

 関西のとある駅のエスカレーターに設置されていたPOP(ポップ)が、ネットで「センスある」「思わず笑ってしまう」と話題になっています。

 設置されているPOPは、エスカレーターに関連する「素朴な疑問」について、母と娘が会話するようなシチュエーションで描かれています。

 その内容は「エスカレーターで立つ位置が関東と関西で違うのはなぜ?」というもの。東西の利用方法の違いについて「ねぇ、お母さん!」と問いかける娘に、母は「関東への対抗意識があったんじゃない!」と、プロ野球における阪神・巨人の戦いで垣間見える対抗意識ようなものよと娘に教えています。

 最後にしれっと「知らんけど…。」と添えるあたり、関西らしさが溢れていますね。

新開地駅 エスカレーター 地域によってエスカレーターで立ち止まる位置が違う理由とは……?(写真提供:アズサネさん)
新開地駅 エスカレーター 「知らんけど」来た!(写真提供:アズサネさん)

 「知らんけど」というのは、関西弁あるあるの1つ。とりあえず最後に「知らんけど」と言っておけば、なにか間違っていても「いや、知らんけどって言ったやん?」で罪から逃れられる最強の言葉として知られています。知らんけど。

 その後、親子のやりとりは「いつまでこのアイキャッチ続けるの?」「みんながエスカレーターで立ち止まるか、このアイキャッチの担当者が、新開地駅長から怒られるまでよ」と続きます。

新開地駅 エスカレーター 「いつまでこのアイキャッチ続けるの?」(写真提供:アズサネさん)
新開地駅 エスカレーター 「みんながエスカレーターで立ち止まるか、このアイキャッチの担当者が、新開地駅長から怒られるまでよ」(写真提供:アズサネさん)

 Twitterでは、このゆるい雰囲気で繰り広げられる世界観に癒やされた人から、内容に共感したという反応やシンプルに面白いとウケている様子。しかし、そもそもなぜこんなPOPが設置されていたのでしょうか?

 このPOPは、エスカレーターで利用者に立ち止まってもらうために設置しているもので、直接「エスカレーターでは立ち止まって」と言わずに、遊びごころを取り入れた手法に対して、ネットでは「頭がいい」「どうか新開地駅長さんは怒らないであげて」という意見が多く見られました。

 阪神電気鉄道の広報担当者に話を聞いてみると、新開地駅に設置されているPOPは3代目。駅長の下で、新開地駅の管区(西元町〜高速長田駅)の駅業務を管理する立場にある助役が設置したものだそうです。

新開地駅 エスカレーター Twitterで拡散された4枚の前後にも、実はまだ設置されている(写真提供:阪神電鉄)
新開地駅 エスカレーター 娘からの質問第1問は「どうしてエスカレーターは歩くのダメなの?」というものだった(写真提供:阪神電鉄)
新開地駅 エスカレーター その答えは「安全装置が動作して急停止するかもしれないの!」と、その後の展開とは全く逆の真面目な内容(写真提供:阪神電鉄)

 新開地駅は1日の乗降客数が約2万3000人。また、約3万人が大阪方面(阪神方面、阪急方面)のほか、明石・姫路方面(山陽電鉄方面)から神戸電鉄に乗り換えていて、神戸市内にある駅の中でも特に混雑する駅の1つです。

新開地駅 エスカレーター POPは新開地駅のエスカレーター2基に設置されている(写真提供:匿名希望の方より)

 エスカレーターは阪神・阪急から神戸電鉄への乗り換えルートにあり、発車間際などはどうしても急いでいる利用者が目立ちます。エスカレーターで転倒する事故や荷物がぶつかるトラブルもあり、自動放送やポスターによる啓発を行ってきましたが、見逃されがちでした。

 多くの人が利用する新開地駅で、「利用者の目に止まり、エスカレーターで立ち止まってもらえるものはないか」という思いから、このPOPが生まれたといいます。

 最初のPOPは「エスカレーターは立ち止まってご利用ください」といった真面目な文面でしたが、より利用者の目に止まるよう、さらに進化。以前に設置されていたもの(2代目)は歌舞伎役者スタイルで、「あと少しの我慢〜っ!そのままぁ〜、そのままでぇーっ!」と書かれていたそうです。

 「ネットでここまで話題になるのは想定外でしたが、これを機にエスカレーターの安全な乗り方(歩かずに立ち止まる、手すりをもつ)についてご理解いただけますと幸いです」と広報担当者は締めくくりました。

新開地駅 エスカレーター エスカレーターを上りきったとこに設置(写真提供:阪神電鉄)

大泉勝彦

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2208/14/news053.jpg HIKAKINさん、イベント中に不審者に絡まれマイク奪われる 視聴者から「ガチの放送事故」「無事でよかった」の声
  2. /nl/articles/2208/11/news041.jpg この写真の中に“ドラえもん”が紛れています 難易度の高さに「ギブです」「ドラえもんは僕の心の中に」と諦める人続出
  3. /nl/articles/2208/14/news015.jpg 愛犬に「僕の子猫がいないんです」と呼ばれた飼い主 必死に探すワンコの姿に優しさと愛情があふれている
  4. /nl/articles/2208/14/news042.jpg 185センチの狩野舞子、土屋炎伽との2ショットに驚く人続出 “30センチ”に及ぶ身長差で「そんなにちがうんだ」
  5. /nl/articles/2208/13/news074.jpg AIが描いた「台風が直撃したコミケ」の画像が大惨事 床はじゃぶじゃぶ、散らばる本……
  6. /nl/articles/2208/14/news010.jpg 子猫と猫じゃらしで遊ぼうと思ったら、まさかの…… “遊びながら怒る猫”に「初めて見ました」「最強にかわいい」の声
  7. /nl/articles/2208/14/news016.jpg 「笑えるくらいかわいい」「反則技」「耐えられない」 柴犬の“お耳ピョコン”が850万回再生突破、国内外で大反響!
  8. /nl/articles/2208/13/news077.jpg 「川遊びに行く前にぜひ見てほしい」 穏やかな沢が急に増水する「川の恐ろしさ」がわかる映像が勉強になる
  9. /nl/articles/2208/14/news011.jpg マックのハンバーガーを食べる娘に「今日のお昼ごはん何?」と聞かれ…… 青ざめる父の1コマに「うちも言う」と反響続々
  10. /nl/articles/2208/14/news035.jpg ペットのうさぎがいないケージを見て1歳娘が大号泣! すぐ後ろを跳ね回るうさぎに気づいた瞬間のリアクションに「天使」の声

先週の総合アクセスTOP10

  1. 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
  2. かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
  3. 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
  4. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  5. 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
  6. 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
  7. 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
  8. 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
  9. スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
  10. カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
  2. 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
  3. 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
  4. この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
  5. ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
  6. 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
  7. スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
  8. スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
  9. TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
  10. パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい