文明が滅んだ世界で人を守り続ける少女と巨大ロボ 人と機械の友情を描いた漫画が胸熱(1/2 ページ)

1人と1体の絆に目頭が熱くなる。

» 2021年02月07日 09時00分 公開
[Tomoねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 人間と巨大ロボットの友情を描いた漫画「スノウボールアース」が、「好き」「最高」と評判です。作者は漫画家の辻次夕日郎(@yuhirotsuji)さん。

意思を持つロボとパイロットの少女のお話(全編は次のページから)

 突然の氷河期で文明が滅んだ地球。主人公のテツコは、“ロボ”こと巨大ロボ「SNOW BALL」を操縦して侵略にやってくる宇宙怪獣を倒すことで、村人の食料を確保していました。ロボと一緒に戦っているときは熱血テンションなテツコですが、戦いのために地球を離れていたことや、思春期を戦いに明け暮れて過ごしたこともあり、村人になかなかなじめずにいました。

 そんな彼女が心を開ける相手がロボ。意思を持ち、話もできるロボは、彼女を慰め、時に厳しいツッコミをし、時に背中を押してあげる存在です。ロボのおかげで、テツコは村人との距離を縮めることができました。

時に軽口をたたくような間柄

 その後、どうやらテツコたちが怪獣の親玉を倒してしまったらしく、宇宙怪獣は地球にやってこなくなります。食糧難と寒さに苦しむ村人たちは、ロボを分解して装甲で寒さをしのぎ、反物質エンジンのエネルギーを利用することを提案します。

寒さをしのぐためにロボの分解が提案されます

 村長となっていたテツコは、村人を守る使命を負いながらも、ロボの分解には断固反対します。ロボは彼女に緊急停止ボタンを押すように告げ、嫌だと涙を流す彼女を叱咤し――。

ロボを分解したくないテツコに、ロボは……

 時に軽口をたたき、励まし、背中を押し、叱咤する。テツコとロボは人と機械でありながらも、その関係はまさに親友そのもの。1人と1体をつなぐ絆に目頭が熱くなります。読者からも「こういうの大好き」などの称賛が寄せられています。

 同作は辻次さんが2019年にスピリッツ賞で入選した読切作品。この作品をベースに、主人公をテツコからテツオに変えるなどリニューアルした連載版『スノウボールアース』が、1月末に発売された『月刊!スピリッツ』で始まっています。読切版と連載版の違いについて、辻次さんからコメントをいただきました。

 「テツコとロボが宇宙の果てで、“怪獣との最終決戦”を終え、地球に帰ってきて10年後……というところから始まる読切版『スノウボールアース』ですが、連載版『スノウボールアース』ではその、“宇宙の果てでの最終決戦”から物語がスタートします。連載版の主人公・鉄男とロボット・ユキオのアクションや、読切版にはない、主人公とロボットの出会いの物語など、66ページかけて全力で描きました。彼らは決戦に勝利できるのか。その頃地球にも危機が訪れてたらするのか。もしよろしければ、読んでいただけるととても嬉しいです!」(辻次さん)

こちらは連載版の「スノウボールアース」

 次のページからスノウボール全編を掲載しています。

画像提供:辻次夕日郎(@yuhirotsuji)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」