人類史に残る紳士的実験「遺伝的アルゴリズムでエッチな画像を作ろう!」がついにゴール 無事Googleに怒られエッチと認定される(1/2 ページ)
制作者「エッチなみなさんのご協力あってのこと」。
Twitterユーザーの“群青ちきん”(@miseromisero)さんが1月から行っていた、「遺伝的アルゴリズムでエッチな画像を作ろう!」プロジェクトが2月11日、当初から掲げていた「あまりにもエッチ過ぎて弊サイトのアドセンス(広告)が停止されたら実験成功」という目標を無事達成し、ひとまずのゴールを迎えました。最終的に重ねた世代は約1万1200、実験開始からおよそ1カ月での達成でした。
「遺伝的アルゴリズムでエッチな画像を作ろう!」は群青ちきんさんが自身のサイト「ゲーミングチャーハン」で1月10日に公開し始まった企画。2種類のバラバラな図形の集合のうちどちらがよりエッチかを閲覧者に質問し、よりエッチと判断された図形の形質を次の世代へと引き継ぐことで、最終的に本当にエッチな画像を生み出してしまおう、という気が遠くなるようなプロジェクトでした。
ちなみにねとらぼでも企画が始まった4日後の1月14日に記事で紹介していましたが(関連記事)、この時点ではまだ3500世代目ほどで、ようやくおっぱいらしきものが生成されつつあった程度。群青ちきんさんにも感触を聞きましたが、目指すエッチ画像を生成できそうかについては「数十年のスパンで考えたらいけるんじゃないですか」との回答でした。
しかしそれからすぐに、中央付近に完全に「おっぱいらしき肌色の円2つ(乳首付き)」が定着。これを皮切りに、エッチ画像は目を見張るようなスピードで進化を遂げていきます。
群青ちきんさんの振り返りnoteによると、4100世代目あたりで顔と胴体ができ、6500世代あたりでは既に「遠目に見ればちょっとエッチなアニメ絵の女の子に見える」レベルの画像が完成。8000〜1万世代あたりになるともはや「これは普通にエッチ画像なのでは?」と思えるレベルに……。群青ちきんさんによると、このあたりから広告が表示されないことが増え、気になってGoogleアドセンスに問い合わせてみたところ「性的な内容を示唆する表現や画像が含まれている」という理由で広告が制限されているとの回答があり、見事プロジェクト成功――というのがこれまでの流れでした。まさか前の記事から1カ月足らずでここまで進化するとは……。
あらためて群青ちきんさんに、企画のこれまでを振り返ってもらいました。
―― 前回の記事では「数十年のスパンで考えたら」とおっしゃっていましたが、ここまで早く進化すると思っていましたか。
群青ちきん:思っていた以上に早かったですね。これもエッチなみなさんの真摯なご協力あってのことです。
―― 何か急速に「エッチ化」が進んだ、ターニングポイントのようなものはあったと思いますか?
群青ちきん:「おっぱい」が定着したあとの顔、胴体、脚のスピード感はすごかったです。
―― 画像が進化していく中で、驚いたことや印象に残ったことはありましたか。
群青ちきん:「へそ」を何度も再獲得していたのが印象的です。あとはやっぱりメカクレになったのが予想外でしたね。
―― サイトではまだ投票が続いていますが、今後どこまで進化すると思いますか。
群青ちきん:今後は、人体の細部を詰めていくか、背景に着手するか、人がもう一人生まれるのか……予想ができません。
―― あらためて企画を振り返ってみて、どんなことを感じましたか。
群青ちきん:感じたことは「エッチ」というワードの強力さです。この単語のおかげで(せいで)こんなにうまくいったのだと思います。
プロジェクトは成功し、見事広告は停止されましたが、群青ちきんさんのサイトでは引き続き企画を継続中。今回のGoogleからの警告では、ページ内の「エッチ」という文言も判定の一部となっていたため、第2段階として、今度は性的と判断されかねない語句を全て伏せ字にしたうえで再度広告を剥がされることを新たなゴールに設定しているそうです。
他にもサイトでは、同じく遺伝的アルゴリズムを使ってこのキャラクターに名前を付ける企画や、さらにパーカーやTシャツといった「エッチな画像グッズ」の販売も始まっており、遺伝的アルゴリズムでエッチ画像を生成する挑戦はまだまだ続きそうです。
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