コレクターの死後、残されたグッズはどうなる? 「コレクション」が「遺品」になる前に終わらせたい“最後の仕事”とは:オタクの老後(1/2 ページ)
大切なコレクションもいつかは「遺品」になります。その前にやっておいた方がよいこととは?
自分の好きなものを、自分のルールで収集する……。「コレクション」という遊びは、老境においても続けられるオタク趣味のひとつです。長い時間と手間をかけて集まったコレクションには思いいれもひとしお。しかし「もし自分が死んだら、この宝物を一体どうすればいいんだろう……」という疑問も、物が増えがちなこの趣味にはついて回ります。
今回は、実際に「終活」を考え始めたコレクターの方、そして高齢オタク向けの見積もりサービスを展開する「まんだらけ」にインタビューしました。
「子どもたちが継いでくれれば」 玩具コレクター・Tackさんの場合
高校生のころから自分の好きなものを集め始め、57歳となった現在でもコレクションの数が増え続けているというTackさんもそんな一人。収集は昭和の歌謡曲やアイドル歌謡のレコードから始まり、昭和50年代のプロレス雑誌やパンフレットも多数所持。さらに戦隊シリーズを中心とした各種のロボット玩具のコレクションも長年続け、もろもろ合わせると品物の量は「全部1カ所に集めたら、6畳間が床から天井まで全部埋まるくらい」になったと話します。
「何を集めたいと決めて始めたわけでもなく、欲しいものを買い続けたらこうなったという感じです。自分の好きなものが増えていくというのは確かに喜びなんですが、ただ、オタク的な要素って自分はあんまり持ってないと思っています。自分程度のコレクターなんかいくらでもいるし、この程度でオタクを名乗ったらオタクに申し訳ないというか」
そう話すTackさんにとって、現在の課題はコレクションを置いておく場所の確保。すでに家の押入れや四畳半ほどの広さの貸しロッカー、さらに自宅の外にロッカーも備え付けて実家にもおもちゃなどを置いていますが、スペース的にはほぼ限界に近いといいます。
「いい加減片付かなくなってきてるんですよね。自分はお宝のつもりでも家族にとってはそうでもないですから。うちはありがたいことに寛容で、『買ってもいいけど片付けて』と言われるくらいで済んでいます。ただ、家のスペースをとっているのを許してもらっている以上、あんまりやりたい放題はできないですよね」
そんなTackさんは、自身のコレクションについて今後どうするかは特に決めていないと話します。生きている間に全て手放すという考えもなく、自身の死後は自然に2人の子どもに譲渡する形になる見込み。お子さんは成人していますがTackさんと同じようにおもちゃ好きなので、最終的には2人がコレクションを引き継いでくれるのではないかと考えています。
「同じ趣味の人とたくさん交流があるわけでもないですし、同好の士に引き継いでもらうような形は考えていません。ただ、子どもが自分と同じような気質なんですよ。だからこのまま放っておけば、そのまま子どもたちが継いでいく形になると思ってます。捨てたりとか、悪いようにはしないと思うんですよね」
「うちの子はおもちゃがある家を普通の環境として育ったので、自然とそうなったんだと思います。だからもし自分が亡くなってもソフトランディングというか、話し合いでどうにかなるんじゃないかな、という無責任な親の期待がありますね(笑)。今回のインタビューを通じて、あらためて恵まれた環境だなと思ったし、このままのペースでおもちゃ趣味を続けていけるといいなと思っています」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」