Twitterにファンアートを投稿したらアカウント凍結 虚偽申請の被害絵師が悲痛な胸の内語る(1/3 ページ)
被害絵師、Twitter社、弁護士を取材しました。
自分で描いたイラストをTwitterに投稿したらアカウントを凍結された――。アイドルグループのファンアートを描くイラストレーターに対して、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)を逆手に取った悪質な虚偽申請が繰り返されていることが分かりました。被害絵師7人とTwitter社、弁護士を取材しました。
人気絵師たちのアカウントが次々に凍結
今回ねとらぼ編集部がお話を伺ったのは7人のイラストレーター。いずれもTwitterを中心にアイドルグループ関連のファンアートイラストを個人的に投稿しており、中には数千人〜数万人のフォロワーを抱える人もいました。
類似の被害を防ぐため手口の詳細は控えますが、虚偽申請者はTwitter社に対して「○○を名乗るツイッターアカウントに無断で掲載されています」「著作権侵害であり大変迷惑極まりない行為です」「はっきり言って欲望の塊にしか見えないこのユーザーは気持ち悪いです」などと虚偽のDMCA申請を次々に行い、被害絵師にはTwitter社から「DMCA削除請求通知に基づき、次のコンテンツがお客様のアカウントから削除されました」「ご利用のアカウントは、著作権侵害の申し立てが複数あったことから凍結されました」との知らせが届きました。
虚偽申請者は、ライブドアブログに「force90のblog」「さとうこのみのblog」、FC2ブログに「スタッフブログ」というブログを設立し、さまざまなコンテンツを転載している人物。架空の法人の執行役員を名乗るなどして虚偽DMCA申請を繰り返しており、短時間のみ使用できるフリーメールアドレスや虚偽の住所を使用していることが特徴です。
こうした虚偽DMCA申請に対しては、Twitter社などに対して異議申し立てを行うことが可能ですが、その際には異議申立者の氏名、住所といった個人情報が必要で、情報は虚偽申請者に伝わってしまう可能性が高いため、泣き寝入りする人が後を絶ちません。
DMCA申請とは
トラブルの種となっているDMCA申請とはそもそもどういったシステムなのでしょうか。
DMCA(Digital Millennium Copyright Act/デジタルミレニアム著作権法)とはデジタルコンテンツ上の著作権に関するアメリカの法律。著作権者以外の人物にイラストなどのコンテンツを盗用された際に「削除」を申請することができ、アメリカに法人があるGoogleやTwitterなどが適用範囲となります。
DMCA申請を行う際には「著作物または行為が権利を侵害しているかどうかに関する通知に虚偽記載があった場合は、申立人に損害賠償責任が課せられることがあります(費用および弁護士料を含みます)」といった注意書きが表示され、申請者は宣誓供述書にもチェックする必要もあるなど基本的には良心に従って申請することが前提とされています。
一方で、日々膨大な申請が行われていることから、問題のないコンテンツであったとしてもDMCA申請がなされた場合は、ひとまずページの削除などを行い、それに対して異議申し立てを行われた場合はあらためて対応するという方式が取られているともいわれており、悪意のある申請についての脆弱性はこれまでにもたびたび論じられてきました。
特に海外を中心に集英社名義でファンイラストなどに削除申請が相次いだ件については、2021年1月18日に集英社が削除申請は第三者によるものだったとする声明を発表し、大きな話題に。世界中で「Shueisha」がTwitterのトレンド上位に躍り出るなどして物議を醸しています。
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