【ネタバレなし】シン・エヴァ初日、映画館のムード描く漫画が感慨深い 「真剣勝負だオタクと庵野の……!」(1/2 ページ)

全てのエヴァンゲリオンとお別れする、ファン側の覚悟。

» 2021年03月20日 12時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」封切り日の2021年3月8日、初回上映直前の映画館を描く漫画が感慨深いです。長きに渡る新劇場版がいよいよ完結するとあって、見届けるファンの側にもドラマが……!


アイキャッチ 2007年の「序」から約14年、新劇場版がいよいよ完結。見届けるファンも真剣です


 こちらはTwitterユーザーの玉倉かひな(@suo714)さんの体験談。朝イチで最寄りの映画館へ赴き、シン・エヴァの初回上映に臨んだところ、ある違和感に気付きます。


1P

2P

3P

 それは上映前の張り詰めた空気。いつもなら、映画にワクワクする楽しげな会話などが聞こえてくるはずが、みんな物音一つ立てず緊張した面持ちで、いくさに臨む武士のようですらあります。


4P

 初回ゆえガチ勢が多いとしても、この静寂は異様。自分もその雰囲気に染まっていると気付いたとき、玉倉さんの脳裏には映画館に集まった人々のバックボーンが浮かんできました。物語を読み解こうと聖書をむさぼるように読んだ者や、服装や口調をまねてキャラクターになりきった者など、そこにはエヴァにとりつかれ激情のままに暴走したオタクの黒歴史が。

 殺伐ともいえるムードの理由を、この映画が「オタクと庵野監督の真剣勝負」だからだと捉えた玉倉さん。「今まさに、エヴァに人生を狂わされたオタクたちの清算(たたかい)が始まる……!」との思いを込め、上映開始のブザーで漫画を締めくくりました。

 この漫画にネット上では「自分見た時もめちゃくちゃ静かで少し息苦しく感じたぐらいでした」「エンドロールが終わるまで誰も立たない。 終わっても皆静かに去っていく、不思議な映画」など、似たような体験談を寄せる人が多数。「20年以上エヴァファンやってた身としては、終わって寂しいような清々しいような、いろいろな気持ちでいっぱい」「これを見たら自分の青春が終わってしまいそうで、まだ心の準備がぜんぜんできない」と、漫画で描かれたファンに共感するような声も寄せられています。

作品提供:玉倉かひな(@suo714)さん
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」